Rー50人生100年時代の私のライフデザイン。定年後の定年のない人生。終身フリーランス。

Rー50、50歳未満入場禁止。年金に頼らず楽しく仕事を続けていくためには、しっかりしたライフデザインが必要です。

ビル管理:ちょっとした職業病

2020年06月28日 09時49分25秒 | 60歳過ぎての独立
先週末、3か月半ぶりにカミさんと銀座に繰り出しました。車が少ないせいか、銀座の柳も例年より色つやが良い。



人出はザックリ、新型コロナ前の6割程度でしょうか。外国人は見かけましたが、観光客ではなく大使館員など日本に常駐されている方々のようでした。





銀座に来た目的の一つがこれ。日頃、食べている回転ずしとは段違いの旨さ。給付金が入ったから来た訳ではありません。
このようなちょっとした贅沢をして、生活に潤いを持たせるために67歳で働いてる訳です。



銀座に来た第二の目的はGINZA 6にある銀座蔦屋。息子の漫画が置いてあることを確認。よしよし。



安心したところでスタバでお茶した後に、屋上の庭園を一周。

どうしても周りのビルの屋上が気になってしまします。ビル管理上重要な空調機の室外機や電気設備などがどっさり。
これらの設備を故障なく維持しなければならないビルのオーナー、その保守管理を請け負うビル管理会社。

ビルは簡単にはなくならないので仕事は相当あるし続きますね。












<東京タワーを借景に>


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ビル管理:この業界で働いている人のイメージ、実体、そして求められている人物像

2020年06月20日 18時15分59秒 | ビル管理業界の実態
ネットだったと思いますが、「総務部に向いている人」を「こまかいことに気づく人またはそのふりをできる人」と書いていました。

では、ビル管理業界に向いている人はどんな人でしょうか。

この業界のイメージはいわゆる3K。この業界の「人」のイメージは、おとなしく控えめで少々貧乏くさいといったところでしょうか。
これは地下にこもって防災センターに詰めているイメージや地味な作業着を着て蛍光灯の交換や清掃などをするイメージからきているのだと思います。
最近は作業着を明るめのデザインにして、地味なイメージからの脱却を図っている企業もあります。

加えて私は、常識不足、コミュニケーションに難、精神的に弱い人が多い業界だと思っています。特に中小企業の現場は。

例えば、東京駅近くの一流ホテルの若い設備員を経験を積ませるために目白のこれまた一流ホテルに異動させる話がありました。
一か月前に本人と話し、本人も納得。異動の前日、所長が設備員に引継ぎ等完了したことを確認し送別会。異動当日、本社で待ち合わせ。

ところが時間になっても来ない。自宅に電話すると父親は出勤したという。結局、そのまま消えてしまいました。異動が嫌だったようです。

「早く言ってよ」

今までいた会社では会ったこともないような困った人に会うことも正直しばしばあります。

この業界で必要とされる人物像は、

① 必要な資格を適宜取得し(資格がないと補佐役にしかなれな)、② 顧客の設備を自ら学習・理解し(中小企業が多いので研修ではなく自己研鑽が重要)、
③ 保守点検を計画・実施し(協力会社と連携)、④ 関連業者や顧客とコミュニケーションが取れ、⑤ トラブル時にも冷静・迅速に対応できる人です。

特別なことはなにもありません。でも。。。。

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ビル管理:ビル管理技術者が考えるべきこと、リスクの低減

2020年06月14日 15時06分13秒 | ビル管理業界の実態
私の契約形態は、外資系のビル管理会社と契約し、そのビル管理会社の顧客である欧州系証券会社S社の設備管理の一端を担うというものです。

管理している場所は、日本法人本社のある都心のビル8フロアー、名古屋と大阪の支社、契約しているデータセンター2か所です。

これをS社の担当部長A氏の元、各ビル毎に契約している管理会社とともにUPSや発電機などの電気設備や空調機などの機械設備、防災設備などを管理しています。

この担当部長は40代前半、この方の仕事の進め方をつぶさに観察するにつれ、ビル管理の大事な点が分かってきました。

それは、リスクの低減です。

どんな設備も老朽化し故障もします。その確率を少しでも低減するために地道に設備のオーバーホールや更新を計画、実行。

当たり前のことですが、やっていない方も多いのが現実。

そして何よりも驚いたのはトラブル発生時の対応。

私もメーカーにいたのでその対処のしかたは分かっているつもりでした。

「故障の多いその装置の改善を行い信頼性を上げる」。メーカー時代は、故障解析、プロセス改善などに力を入れました。

しかし、ビル管理業界で重要なのはそれではありません。

そもそもメーカーではないので装置の改善を行い成果をだすまでには相当時間を要してしまいます。

では、どうするか。

冗長構成の強化です。重要機器はN+1以上。電気の供給ラインも当然N+1以上。

データセンターのトラブル発生時、私が故障した装置の改善を求めたのに対して、A部長は電気系統の冗長化を求めていました。

恥ずかしくなりました。

まだまだ、学ぶことがあります。これこそ違う業界に来た意義、楽しみというものです。



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ビル管理:長~~く働ける。働いても年金はもらえるのか。

2020年06月05日 23時33分27秒 | 年金と給与の話
私が60歳を過ぎてこの業界に来た理由の一つは、健康で働きたいという意欲があれば、80歳くらいまで働けるということです。それというのも、昔から日本の年金制度は崩壊すると信じており、年金に依存しない暮らし方をするべきと考えてきたからです。

地方で自給自足に近い生活をするという生活スタイルも、年金をあてにしないで生きる方法の一つです。しかし、私も妻も野菜を作ったりすることが大の苦手。ベランダ菜園でさえもできない始末。そこそこの都会で年金をあてにせずに長く働くには、このビル管理業界しかないと思った次第です(他にも理由はいろいろあります)。

高齢者の活用を政府が掲げる一方で、日本の年金制度は、働かない方が良いように制度設計されています。

そのことを嘆いている知人の社長からのお便りがきたので下記に掲載します。是非、今後の参考にしてください。詳しくは社労士さん等にご相談ください。

〇長かった~、厚生年金納付満了

5月29日で、満70歳、厚生年金納付が満了、6月からは、納付義務ありません。
自由だ~!。20代から、60まで、納付。

その後、60歳から70歳まで、働き続け、10年間で、納めた追加年金額は、
本人 23,790円*12か月*10年=2,844,000円
会社 23,790円*12か月*10年=2,844,000円
計  5,688,000円

6月から、個人も会社も、納付義務無くなります。 個人は手取り増、会社は経費減、うれしい。

年金支給額は、約15,000円/月増になります。年間180,000円。
平均寿命80歳位で計算すると、加算で頂けるのは、総額1,800,000円ぐらいになります。
納付額の1/3?、ケチなこと言いません、構いません。

それより、許せないことあります。

比例報酬年金受給には、月収制限あります。
65歳まで、年金含めて月収28万円超えると、1万円増で、5千円減額になります。

普通、28万円じゃ、とても生活できません、家賃なくても、税金、介護保険、健康保険、固定資産税、もろもろ基本料金、引かれます、手取りは、22万円ほどになります。

これでは、豊かな老後は、無理です。

必然的に働きます、働くには、より高給求めます、人間として、当たり前。そうすると、年金減額、うまい仕組みです。

65歳超えると、制限が48万円にあがります。これも、不思議、通常、年取るほど、支出減るのですが・・・。

私は、60歳になるときに、給与20万円としました。65歳からは、25万円としました。

なぜ?、比例報酬年金の減額を避けるためです。

60歳から、比例報酬部分を受給する、額は11万円/月、給与20万円、総額31万円、
チーン、比例報酬1.5万円減額です。

65歳から、基礎年金込みで、年金全額受給21万円、給与25万円、総額46万円、セーフ。

中小企業ですけど、さすがに、社長が年収240万円、300万円は、税理士から、低すぎるのでは?。

金の問題ではない。
「私は、社員の幸せのために、自分を犠牲にしたい!」
そんなこと、ありません。

なぜ?

50歳を過ぎると、毎年、年金支払額通知が、届きます。そこにある金額は、個人が支払った金額のみです。

会社が、社員のために支払った金額は、はがきの表にも、裏にも、ありません。
私どものような小さな会社でも、毎年1,000万円以上、年金負担分支払ってます。

もちろん、社員の老後の為です。

来年で、創立35年、単純計算でも、3億5千万円を、支払ってます。
その金が、惜しいとは思わない。
ただ、中小企業が、それを支払うのに、どれだけ苦労しているか?
その苦労が、社員には、知らされない。
これでは、会社は、報われない。不条理です。

会社がつぶれそうになっても、バブルがはじけて、仕事が激減しても、払ってきました。

それが、社員に知らされない。社員には、努力が報われないことはないと、常々話しています」。

しかし、会社が負担する年金は、報われない、数少ないものです。

また、外国籍社員は、5年以内で、帰国すると、加入していた期間の年金支払額を、請求できます。これは、あくまで、自分が支払っていた額です、

会社が支払っていた金は、どこに行く?
国に帰属します。

会社の払った年金も、彼ら、彼女らに、支払ってほしい。
それを、もとでに母国で、安定した生活してほしい。
経営者は、社員の為と思って、支払ってます。

国は、会社支払い分は、国に権利があると考えてます。
取りやすいところからとる。公平性感じられません。

それでも、10年、自分の給与を抑えたことが、会社に大きく、貢献しています。

例えば、社長給与100万円を、20万円にする。
年間960万円の経費削減になります。

10年で9,600万円です。
内部留保が積みあがりました。キャッシュフロー改善しました。

みんな、良く頑張ってきたなと思いましたが、よくよく考えると、私が頑張ってきたんです(笑)。

??、だけど、その分、個人留保は増えていない?。

禍福は糾える縄の如し。
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