Rー50人生100年時代の私のライフデザイン。定年後の定年のない人生。終身フリーランス。

Rー50、50歳未満入場禁止。年金に頼らず楽しく仕事を続けていくためには、しっかりしたライフデザインが必要です。

R-50 ライフデザイン:「消える職業」「なくなる仕事」- 自動運転化の影響

2024年02月18日 12時13分53秒 | 消える職業・なくなる仕事
先週の記事の問い、「今の仕事、10年後、20年後にありますか?」について調べてみた。

週刊現代に「消える職業」「なくなる仕事」の記事があり、冒頭で、バーテンダーの仕事を取り上げている。この仕事がコンピューターに代わられる確率は77%—。そんな大胆予測を披露したオックスフォード大学・オズボーン氏の論文が全世界で話題に。先週取り上げた「リスキリング」関連のセミナーや記事でも頻繁に参照されている。

でも、何故、週刊現代はバーテンダーの例を冒頭で述べたのか。そもそも希少な職業である。バーテンダーがいる店に行く人は、店の雰囲気とバーテンダーとのちょっとした会話を楽しみにしているのである。バーテンダーがロボットに置き換わって喜ぶ人は一人もいない。また、ロボットに置き換えてコスト低減を考える経営者がいるであろうか。もしかして、カクテルの混合比の誤差を1000分の1パーセントに抑えようとしているのだろうか。あるいは、論文が書かれた英国では別の事情があるのかもしれない。

という訳で、論文や記事をうのみにせず、しかし、参考にしながら、どのような職業がなくなるのか、吟味していく。



表は、オズボーン氏の論文『雇用の未来』の中で、コンピューターに代わられる確率の高い仕事として挙げられたもの。
今一つ、ピンとこない。一番、インパクトを受ける(人口の多い)仕事はどれだろう。

オズボーン氏は、以下のように予測している。

「コンピューターの技術革新がすさまじい勢いで進む中で、これまで人間にしかできないと思われていた仕事がロボットなどの機械に代わられようとしています。
たとえば、『Google Car』に代表されるような無人で走る自動運転車は、これから世界中に行き渡ります。そうなれば、タクシーやトラックの運転手は仕事を失うのです。
これはほんの一例で、機械によって代わられる人間の仕事は非常に多岐にわたります。私は、米国労働省のデータに基づいて、702の職種が今後どれだけコンピューター技術によって自動化されるかを分析しました。
その結果、今後10~20年程度で、米国の総雇用者の約47%の仕事が自動化されるリスクが高いという結論に至ったのです」

ここにでてきた自動運転車について考えてみよう。環境への配慮(必要な電気をどう得るか、という問題はのこる)という観点から電気自動車は、今後、導入され、かつ、ネットに繋がり、無人タクシーや無人配送トラックが活躍する場面は容易に想像できる。電気自動車の究極の目的は、自動運転。

実際、テスラは自宅のガレージから玄関先まで無人で移動してくるなどの機能は備わっており、高速道路での運転など無人運転も条件付きで可能だ。

しかし、一般道ではどうであろう。次のような場合、自動運転車はどう判断するのか。

「走行中に自転車に乗った人が左から飛び出してきた。急ブレーキをかけても間に合わないタイミングだ。右にハンドルを切るとがけ下に落ちてしまい、最悪の場合、乗客が死亡する。乗客の命を考えて、自転車と衝突することも辞さないのか。」

これに似たような倫理的な問題は様々考えられる。

このようなことを考えると、道路が自動運転用に整備されない限り、自動運転車の用途は限定的。例えば、高速道路のみ。物流センターを高速道路の出入口付近につくり高速道路を使った輸送、特に長距離輸送に自動運転車を採用。同じようなことは、高速バスでも考えられる。

国土交通省の統計によると、運輸業界で働く約330万人のうち物流業界で働く人は約254万人で、全産業就業者数(約6566万人)の約4%に相当。

物流業界の7割以上を占めるのがトラック運送業に従事する労働者(事務職を含む)は約191万人。この191万人のうち、トラックドライバーが該当する『輸送・機械運転従事者』は約83万人程度(日本トラック協会データより)。

影響を受けるのは、さらにこの中の高速道路を使った輸送に従事する者ということになる。過酷な労働環境であることから人手不足が慢性化しており、自動運転化が企業に受け入れられる可能性は高い。特に、少子化が進み、若者が行きたがらない職種なので自動運転化のメリットは大きいと言える。

タクシーはどうか。ネットの予約システムとつながれば便利である。しかし、日本の道路事情を考慮すると無理である。

完全な自動運転化には、街づくりから考え、デザインし直す必要がある。

来週は、AIの影響についてまじめに、しかし、気楽に考えてみる。
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R-50ライフデザイン:学び直し、学び直し、リスキリングvsリカレント教育

2024年02月11日 21時01分19秒 | リスキリング・リカレント教育
継続的な学びの必要性は、ライフデザインの重要な要素として、以前から説いてきた。

このところその学びの必要性に関して、「リスキリング」という言葉を耳にすることが多くなった。

リスキリングは、「新しい職業につくために、あるいは、今の職業で必要とされるスキルの大幅な変化に対応するために、必要なスキルを獲得する/させること」と定義されている。

リンダ・グラットンが『ワークシフト』の中で述べているリカレント教育とは異なる。リカレント教育は、「働く→学ぶ→働く」のサイクルを回し続けること。

リスキリングは、「これからも職業で価値創出を続けるために」「必要なスキル」を学ぶ、という点が強調される。

この背景には、デジタル化と同時に生まれる新しい職業や、仕事の進め方が大幅に変わるであろう職業につくためにスキル習得が必須となっていることがある。もっと言えば、消える職業から消えない職業への移行である。

「今の仕事、10年後、20年後にありますか?」

知り合いの社長曰く、日本人は「ゆでガエル」。周りが変化していても気が付かない。気が付いたときには天国に行ってしまう。知らぬは平和ボケの日本人のみ。

現在、なにが起きているのか。少し、調べてみましょう。

<深刻にならずに、リラックスして考えてみよう、「絶望」しか見えない?>




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R-50 Life Design:この歳になっても - グルメ

2024年02月04日 21時58分35秒 | ライフデザイン
「行ってきま~す」と家を出た途端に「昼飯何にしようか」と考えていることがたびたびある。

「食」は日々の生活の楽しみの一つだ。

今の職場では、みんなでランチに行くことが多い。

多いときは8人。当該部署、ほぼ全員だ。

これだけの人数で入れる店は少なく、ランチ難民になることもある。

また、みんなの懐具合から原則1000円未満の店が対象。

入れる店は本当に限られる。それでも情報を寄せ合い、旨い店を探す。

歩きながら馬鹿話をし、食事をしながら笑う。

いままでの職場で一番、人間関係が密、しかし、ストレスは最も少ない。

「食」が楽しみといっても健康を害してはいけない。

栄養のバランスと体重に気を付けている。この歳で痩せすぎは貧相に見える。バランスだ。

明日は「羊の丸焼きコース料理」にチャレンジ。

職場で一番若手のエンジニアが見つけてきた。雪で中止にならないことを祈る。

<眠眠の酸辣湯。チャーハンはたのみ過ぎ>
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