[足の装具を外したのは自己責任]
室内履きの写真
写真の靴は室内履きで、退院してから2足目です。エアロバイクに乗るときもこれを使って
います。
この室内履きを見ると、いろいろ悩み、装具なし歩行を選択したことを思い出します。
この靴で足裏の感覚を大事にしようと、購入したことを。
1]退院後は装具を普通に装着していた
今から2年前、回復期リハビリテーション病院退院直後はごく普通に装具を装着していまし
た。足のリハビリでの外部歩行(当初は筋肉トレーニングをメイン、外部歩行は少なかった
です。)や外出に
装具の写真 装具と装具用に合わせた特注靴(少し大きめ)、室内用にした普通の外履き靴1足
2]実生活での装具使用をあきらめ
しかし実際に生活してみると
1 夜トイレに行くとき装具をつけるのに時間がかかり、ちびりそうになります。
2 お客が来た時、畳の部屋でお客は靴下なのに、私は室内用とはいえ外履きの靴ですから
気が引けます。
3 リハビリでの、マンション敷地内歩行も難しい。
マンション敷地内は小さな斜面の組み合わせや段差が各所にあり、足は強制的に斜面や段差
に会わされてしまい健康な時はなんでもなかった通路が難しい通路に変わってしまっていた
のです。歩くとき常に足元を見て目の情報で足の運びを考えねばなりません。私は斜視で物
が2重に見えるのです。
4 弱い足には装具が不可欠と
理学療法士さんに装具はいつ外すことができますか、と尋ねた時の答えが、
「装具は弱いところを補強するので弱いところが強くならないと外せないです。装着したま
まで強くなりません。」と言われました。ショックでした。
5 街歩きは困難と判断
さらの市内の横浜銀行に手続きに出かけた時です。
息子の車で出かけ、歩いて、駐車場前の通りを抜け、直交する大通りの歩道を歩こうとした
途端、困難にぶつかりました。駐車場前の路地と大通りが交差する歩道の角は路地側の斜面
と大通り側の斜面が滑らかに合流するため、合流部は大げさに言うと平らな部分がないで
す。円錐の斜面のうえに装具を履いた靴を置くようなものです。大変危険と思いました。ま
た店舗前歩道は車を乗り入れられるようにするためか、大通側への斜面が長く続いていて、
歩きにくいと思いました。これらの斜面は法令上適切かどうかはわかりませんが、装具をつ
けて歩くには困難と思いました。
6 回り道でも装具なし歩行選択
以上の状況から装具をつけて街中を歩くのは、相当難しいと考え、回り道して足を強化して
装具なしで歩行できるようにしようと一人で勝手に決めました。
7 足裏の触覚を大事にと思う
作業療法士さんに言われたことがあります。
触って感じてください。触覚のそばには運動神経があります。運動神経を刺激することにな
ります。
足の裏は古来ツボの宝庫でからだのバランスを保つセンサーです。など勝手に考え、
室内では装具着用をやめて素足または靴下履きで、歩行訓練は室内履きです。素足または靴
下だと指先が曲がりますが、室内履きだと緩和されます。
3]トレーニングは歩行より筋トレ重視
1体幹強化と脚の筋肉トレーニングを重点にしてもらいました。
それに加え、つま先上げや足指曲がりの改善、バックニーの改善、ボールころがしによる足
の前後左右、円運動のメニューを加えました。
2 つま先上げは難しい
一番難しかったのがつま先上げです。ベッドに腰掛けてつま先上げしてもなかなか上がりま
せん。
ベッドに寝て、全身の力を込めて、やっと足先が上がるようになり、ベッドで2か月くらい
の期間やり続けそれからベッドに腰掛けてつま先上げの訓練をしました。装具つけてマンシ
ョン敷地内歩きでも終始爪先が上がるようになりました。
4]装具なし街路歩行始め今日に至る
記憶では、退院8か月後、夏ごろには装具なしで外歩きの訓練が始まりました。
使わなくなった装具は去年の3月にリハビリ病院に寄付しました。
5]結果オーライですが人に勧めるということではありません。
iga
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