たとえ製品が優れ、従業員が有能かつ献身的であっても、また、ボスがいかに偉大な力と魅力を持っていても、組織は、マネジメントという骨格を持つように変身しないかぎり、失敗を重ね、停滞し、坂を下りはじめる。
:「マネジメント 基本と原則」
「マネジメントという骨格を持つように変身しないかぎり」というのは「成果に合わせた仕組みを構築することができないと」ということである。
あらゆるものにエントロピーの法則が働き陳腐化するので、うまく再生する仕組みが必要である。
現実的には、ボスが偉大な力と魅力を持っているということはマネジメントを学ばずして実践できている可能性があるので、成果があがっている可能性が高い。
しかし、そのボスの目が届かないくら組織規模が大きくなったり、いなくなった場合には、停滞し、坂を下りはじめる可能性が非常に高い。
それまでに、組織構成員がマネジメントのスキルを身に着け、成果をあげる仕組みを維持しておく必要がある。
本来それがISOである。
しかし、ISOの本質がわかっていないために多くの導入組織が無駄なことをしている。