今日のマコなり社長のインサイドストーリーズから
パクることを指示されたことに対する3つのケース
1.「自分がなぜそのやり方に納得ができないのか」という自分なりの論拠を持っている。論拠とは、理由や根拠を意味する。自分なりのやらない理由をきちんと口に出す。
・自分の論拠を持って「なぜ、そのやり方が良くないと思うのか」を言ってくれるタイプは、優秀な社員である。とはいえ、論拠の質次第である。自分はなぜ納得できないのかを言葉にしている時点で、主体性がある。自分の頭で理解しようとしている。
・自分で考えたうえで最終的に議論する余地がないところであれば、徹底的にパクってみる。
・決めの問題のところで対立してしまうことがある。このようなときにどのようにすれば良いのかは、短期的に結果を求められているのか長期的な成長を望んでいるのか、上司と部下の間にある上司の裁量で変わる場合がある。
・上司の言うことを素直に聞かない社員は会社にいらない。組織は権限委譲で成り立っているにもかかわらず、責任を取れない人間が勝手な行動をし始めたら船が沈む。
・言うことを聞かない人間がいるのは危険。それは管理不足を意味するので、放っておいてはいけない。よって、あまりにも反抗を続けて組織に従わない人間を許してはいけない。
2.「分かりました」と言って自分も納得した気でいるけれど、本当は納得していなかったりよく分かっていない。
・分かったフリをしているということは、嘘をついているということ。
・「はいはい、今だけ流しておこう。裏では無視しておこう」というのも良くない。これが発覚したら厳重注意が必要である。
・頭ではやったほうが良いと分かっているけれど実際はやっていないというケースでは、細かくマイクロマネジメントをして「1週間騙されたと思ってやってみて。毎日やったら報告して」というやり方で徹底させていくしかない。
・ルール破りを指摘をしないようなリーダーがいる会社はダメである。皆が緊張感を持ってやるべきことをやっているからこそ働きやすい会社を作ることができる。
・人間は、誰しも甘えてしまう。甘えがどんどん膨らんでとんでもないミスを犯したり、悪いライフスタイルが身についたりする。
・口頭で指摘をしたり意識で人を変えようとしたりすると効率が悪い。仕組みをつくらなければならない。
・会社において、キャラは関係ない。会社は強みを生かす場所であって、個性を発揮する場所ではない。
3.本当に分かっていてやろうとする。
・エリートや、優秀でどうしようもないとんでもない力を持った人たちに抗い続けるような生き方もカッコいい!
・世の中に絶対的な正義としての価値ある仕事なんてない。あくまでも自己満足である。(そもそも生まれてきた意味も、生きる意味もないので、自死もできない。できることは、自己満足の人生にすることだけである。)
・自分が世の中に良いことをやっていると考えることは、自分から見て悪いことをやっている人、意味のないことをしている人に優劣をつけることである。それは傲慢であり、謙虚さが足りない。
・自分以外の全てのリソースは、自分が活躍したり人生を充実させたりするためのリソースである。
・誰かの人生を生きている人に結果を出すことはできない。「社長や上司が言ったから仕方ない」ではなく、自分はどうしたいのかを考えよう。
・人生の主役は常に自分であり、全ての自分の人生の登場人物は活用できる。この「活用する」を本気で突き詰めると、自然と「自分が活用できる人間にならないといけない」という発想に行き着く。
・「対話で世界を変える」というのは素晴らしい言葉である。争っている人たちもお互いの利害を整理して、一度話し合ってほしい。
・世界は、あまりにも複雑過ぎるうえに理不尽である。利害が対立する人間同士が話し合っても全て解決するとは思えない。それでも、対話をして相手を分かろうとするべきである。
・まずは自分の人生を生きること。「夢中に生きること」「今を生きること」とも言える。自分の人生の充実の先に、対話できる余裕が生まれる。