弘道館は水戸藩の藩校として第9代藩主徳川斉昭により
天保12年(1841年)8月に創設されました。
藩士に文武両道の修練をつませようと武芸一般はもとより、
医学・薬学・天文学・蘭学など幅広い学問をとり入れた、
いわば総合大学というべきものでありました。
安政4年(1857年)には鹿島神社と孔子廟を祀って
弘道館の本開館式を行いました。
孔子廟は痛々しい傷跡が残っていました。
(白壁は修復完了)
当時の藩校としては国内最大規模のものでした。
(正庁は震災当時のままでした)
弘道館は国の特別史跡になっており正庁・至善堂・正門の
3ケ所は重要文化財に指定されています。
敷地には、梅が60種800本が植えられており、梅の名所となっております。
なお、「旧弘道館」の建物については、「茨城県都市公園条例」において
「有料公園施設」とされ、観覧は有料とされています。
偕楽園は完全に修復できたのに弘道館は来年になるようです。
中には入れないのでぐるっと1周して内部を紹介しました。
震災の傷跡は今も残っていました。