秋恒例の町内会旅行は四万温泉に決まりました。
別所温泉も候補地でしたが1泊旅行には遠いのが難点でした。
別所温泉を久し振りに見物が出来ると期待したが残念でした。
14~15年前に2回ほどかみさんと別所温泉に来ています。
宿の名前は忘れたが宿の主が丁寧に「信州の鎌倉」の由来と
塩田平のお寺の場所を教えてくれました。
鎌倉時代に北条義政が鎌倉から塩田の地に入ったとき
居城として塩田城を築いたといわれています。
現在は塩田城跡の石碑が建っています。
周囲はあじさい小道として整備されていました。
塩田北条氏の菩提寺
格式ある黒門と樹齢600年のケヤキが見事です。
鐘楼の棟には北条氏の紋である寺紋「三ツ鱗」が飾られています。
弘法大師が開き、鎌倉時代に長秀上人が発展させたという
前山寺は塩田北条氏の祈祷所ともなりました。
境内には、二層目と三層目に縁と勾欄がないため「未完成の完成塔」
といわれる国の重要文化財・三重塔があります。
また、藤をはじめ数々の花の名所としても知られています。
厄除観音として昔から信仰を集め、長野市善光寺と向かい合うように
本堂が北を向いている事から北向観音と呼ばれるようになりました。
善光寺と合せてお参りするとさらにご利益があるといわれています。
安楽寺は信州の学海の中心として栄えた信州最古の禅寺です。
境内奥に建つ日本で唯一の八角形の三重塔は、
中国宋時代の禅宗様(唐様)という様式で建築されており、
国宝に指定されています。
別所温泉をはじめ、上田地域は田園地帯に囲まれたよき故郷の風景が広がり、
信州最古の木造建築「薬師堂」がある中禅寺をはじめ、
北向観音堂、前山寺など古刹名刹が点在しています。
2回目は正月に来て「臨泉楼・柏屋別荘」に泊まりました。
別所温泉街で最も奥の静かな場所、真田幸村ゆかりの
石湯の隣りにある明治43年創業の老舗旅館です。
浴場は畳敷きで珍しくなかなかに趣のある旅館でした。
有島武郎が「臨泉楼・柏屋別荘」滞在して「信濃日記」を書き上げ、
川端康成も「花のワルツ」をこの宿で執筆。
ほかにも、池波正太郎や斉藤茂吉、船橋聖一、北原白秋、
西条八十など著名人が逗留しています。
塩田平散策コースの中程にあり、立ち寄る人も多いそうです。
生島足島神社は日本列島の真中でご神体は「土」と云われています。
武田信玄の願文(重文)や起請文(重文)があることで有名。
武田信玄は、この神社に謙信との戦いに勝利するように祈願する一方、
武将たちから「決して信玄に叛くことはない」旨の起請文を取っています。
お寺の名前や場所の記憶が頼りなく説明に誤りがあるかもしれません。
別所温泉が選ばれたら再確認が出来たのに残念です。
(リコメ遅れます)