いい日旅人

いい日、旅日和、きれいな夕日を追いかけて日本をめぐります。
備忘録としての股旅紀行。時には異国を歩くかも。体力次第。

釜山港へ帰れ(2日目)

2023年09月04日 | このたび
海峡を 渡る風に 晩夏香



無料の朝食(パンのみ)をいただき、
早朝の列車に飛び乗る、
朝日に輝く宮島をやり過ごし、
岩国を過ぎれば周防灘、
山陽本線で最も海に近いルート、
周防大島や富海海岸に目を奪われる、













3時間もすれば本州の末端、
潮の香りのする海峡の街、
下関に到着、







実は、、、、、
今回の旅の目的は、これ



国内のJR普通列車全線乗り放題、
『青春18きっぷ』の拡大編、
なんと日本脱出、
下関から関釜フェリーで、
韓国釜山まで行けるという企画、
味なことをやってくれた、
思わず飛びついてしまった、





思えば、
ソウル五輪の前年1987年、
初めて韓国へ出向いた、
その時利用したのがこの関釜フェリー、
その後幾度となく渡韓してはいるが、
関釜航路はじつに久しぶり、



当初の計画ではもう少し早く渡韓、
ソウルや木浦まで足を延ばそうとしたが、
台風の進路が懸念されたり、
酷暑の中での激辛飯、
厳しさを身をもって知っているので、
今回は弾丸トラベルに留めておこう、

現地ゼロ泊、往復航路2泊、
今夜の船で明朝に釜山港着、
その夜の折り返し便で翌々朝帰国、
片道が半額の4500円、
往復で9000円、
諸費用含めて約1万円の海外弾丸トラベル、
話のネタにはなるかな、
とにかく行ってみよう、





ところで、
下関港の出航は19時45分、
乗船手続きは18時まで、
時間がたっぷりある、
ならばと、
関門トンネルをくぐり九州へ上陸、





門司港からは関門大橋を望むビュー、
高倉健最後の作品「あなたへ」、
ラストシーンのロケ地巡礼を済ませ、
門司港からは渡し船で下関へ戻る、
そんなレトロな海峡トリップ、











ふたたび下関へ戻り国際埠頭へ、
乗客はざっと150人くらい、
その内の日本人は50人くらい、
定員10人の2等船室各室も3~4人程度、







すっかり夜の帳の下りた関門海峡、
関釜航路の船は、
静かに静かに関門海峡を通過、
玄界灘を釜山へ向かうのであった、
トラワヨ プサンハンエ







思わず、チョー・ヨンピルの世界、
「釜山港へ帰れ」、

~ つばき咲く 春なのに
 あなたは 帰らない ~



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