汝自身を知れとソクラテスは説いた。そう自分自身を知るべきだ、等身大の真実の。そこから自らの成功や名声が始まる。虚偽や自己欺瞞で生きていたらいつか破綻する。犯罪者に落ちぶれたりして、人生の遠回りになる。
才能が無ければ努力でカバーするしかない。読書は貴重で自分だけでは得られない経験ができる、部分的で限定的で自己の受け取ったイメージで経験できる。歴史小説によってその時代に生きた体験ができる、あくまで想像上の。時代の真実は当時の一次史料によってさぐられるが、どれぐらい真実をとらえているか定かではない。
人の歴史は経歴で、国の歴史は国史でその土地にも、会社にもあらゆる存在にその固有の歴史がある。だからどうなんだと問われると、その答えは過去の歴史から進歩的な未来を展望しようという事だ。
しんどい事をどれだけ体験すれば自由に成れるのだ。それは考え方とその受け取り方によると、職場の同僚が言っていた。そうかもしれないが自分は未だに納得ゆかない。経済的土台が変わらなければ上部構造も変わらないとマルクス主義者は言うが、労働者はもっと給料が欲しい。経済的自由を得るために。物質的自由を得るためには。
マルクスレーニン主義は破綻したが、毛沢東主義は中国共産党が国家を支配している限り有効である。現在の中国には政治的思想的自由がない。経済的自由は富豪や党幹部にはある。