いけふくろう通信(発行人=ムッシュ)

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『博士の愛した数式』(いけふくろう通信第120号)

2006-03-04 00:14:04 | 映 画
こんばんは、ムッシュ・いけふくろうです。

映画サービスデーの3月1日、池袋のテアトル池袋でようやく『博士の愛した数式』を観てきました。

今夜は、同映画について、レポートいたします。

(概 要)
寺尾聰さんが演じる「博士」はかつてイギリスに留学をし、博士号まで取得した超エリート。
しかし、浅岡ルリ子さんが演じる「未亡人」(博士の義姉)とのドライブ中に交通事故を起こしてしまい、
脳に障害が残ってしまい、わずか80分しか記憶がもたないことになってしまう。

そこへ深津絵里さん演じる「家政婦さん」が10番目の家政婦として、やってくる。
彼女は、家政婦として働きながら、10歳になる一人息子と二人暮らしをしている頑張り屋さんである。

とある日のふとした瞬間に彼女は博士に一人息子がいることを告げる。
すると、博士は彼女に翌日から連れてくるように伝える。

翌日、博士の家にやってきた家政婦さんの一人息子に、博士はいきなり彼の頭をなで、
「賢いもの詰まっていそうだ」、「君はルート(√)くん(齋藤隆成くん〔子役の男の
子〕)だ」と名付けた。

この点について、大人になったルートくん(吉岡秀隆さん)は、数学の年度始めの授業で、
学生に何でも頭の形がまっ平だったからだと伝える。

こうして、大人になったルートくんが過去を回想しながら、場面が進んでいく。

3人で仲良く、やっていくことはできるのか!?

キーワードは阪神タイガース、eのπ(パイ)i乗=1、eのπ(パイ)i乗+1=0です。

(感 想)
「博士」の「足の靴のサイズはいくつだね」、「24、実に潔い、4の階乗だ」や
「28、実に素晴らしい数字だ。完全数だ」とか「220と284は友愛数だ」といった
数にまつわるエピソードは、かつて高校時代に数学を嫌いになってしまった私には
非常に新鮮に映りました。

そして「家政婦さん」、「ルート(√)くん」が、実にほのぼのとした雰囲気をかもしだし、
観ている私たちも和ませてくれる作品です。

作品中に出てくる数式には、思わずなるほどと感じることができると思います。

(評 価)
昨年、上映し、大ヒットした『ALWAYS 三丁目の夕日』にはなかなか匹敵しませんが、
近年の邦画作品の中では、個人的には、極めて上位にくる作品です。

(上映情報)
ただ、ほとんどの映画館では、上映は今日まで…。ぜひ、上映館があれば、ご覧いただきたい作品です。

また、DVDが発売されたら、即購入の逸品です。


(DVD発売情報)
下記店舗にて、発売されてます。値段は、税込 3,944円(送料399円)、送料を含んでも、4,343円です。
ちなみに、ビックカメラでは、4,440円(10%ポイント還元)ですが、
交通費と時間、そして、この暑さを考慮すれば、ネットで買うのがオススメかもしれません。

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~ムッシュ・いけふくろう~