今号は、東京サンケイビルで開催された
乘富秀人(のりとみ・ひでと)さんの個展
『「音のない青の世界」デフアート展』を紹介します。
乘富秀人(のりとみ・ひでと)さんは、デフアーティストで、
これまでに何度となく個展を開催。
今回は、ビルの地下一階の通路にある場所での開催となり、
開放的なスペースでの開催となった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/9a/7ad41b5da0fa210555f9ca263ca521c6.jpg)
それでは、個展の様子を紹介する。
「手話を奪われても
手話の心まで奪われることはない」
それは聞こえない自分が自分らしくありたいという魂の叫びです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/44/0f2e4347cc6d74a24e0568819f1a2606.jpg)
「自由に羽ばたかせて」
手話は一瞬も一生も輝いていたいからです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/ae/60f010370cbf807a07d81d786764e940.jpg)
「ろうの姉妹」
ド・レペ神父(1712-1789)は、ろうの姉妹との出会いを
きっかけにフランスのパリに世界で最初のろう学校を建てる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/64/18bccbe02a24e20f97a3fbf5690d802c.jpg)
「I have never forget 29,1, showa 8」
(翻訳)我々は昭和8年1月29日を忘れられない。
文部省(当時)から全国のろう学校に口話教育導入のために
「手話教育を全面的に禁止」という命令が下された。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/ef/517ebb6be4aa8ea58916c0d10046f327.jpg)
「手話を奪われて」
手話を使わせないという事が、どういう事か分かる?
その人のこれからの人生を全て奪ってしまうという事だよ。
私は使われなかった側の人間だった…。
その苦しみはよくわかっている。
手話を全面廃止するのではなく、手話を土台にし、
口話はそれぞれの子どもの適性に応じて使う教育になっていたら
時代はずいぶんちがっていたのかもしれません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/35/ff1bca272179ea88f99ddcf4a7451fe7.jpg)
「虐げられた手話」
手話を使わせないなんて、間違っている。
絶対に間違っている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/d4/10c4b014a75c369dffe897420f000099.jpg)
「見えない心」
冷たくひえた心をあたためてくれたのは
言うまでもなく手話だったのです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/12/226b8a769a63bb14cf361445c32d66c0.jpg)
「旅」
自分自身にふさわしい言語を探し、文化を探し、
生きることの意味を知るために旅に出る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/90/c90e9bc73618e8d26cf43f5377b64a99.jpg)
「手話の存在」
自分の中に手話で話したがっている
もう一人の存在を知る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/c6/f43574215cedbb100668fb343f0298ce.jpg)
「守る」
手話は命がけで守る。私が倒れたら君たちが…。
君たちが倒れたら君たちの子どもが…。
だから私は手話を守ってみせる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/05/6e93d0221201d8ac68bb97f54c8b7389.jpg)
「夢見る」
手話を排除されて70年。
それでも手話は未来を見据えながら歩いていく。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/bc/a8e37d0fd47cfa3cfe0f0347bb160f35.jpg)
「手で話す」
手話は「手で話す」と書くんです。
だから、いつも手で話そうと決めたんです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/41/fb24ad3a11e53c0cacb9ac780e876d5d.jpg)
「手話と共に」
いつまでも輝ける自分のために
手話と共にあるということを知ってほしい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/3b/5774449355bfc57fcefa40c171ff1b7f.jpg)
「運命」
生まれながらにして手話を
運命的な出会いをしていた私たち。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/8d/eba33b492f1704387f27f414bd41cf6d.jpg)
「日本・富士山・手話」
日本人ろう者は日本手話が誇りです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/f4/42ea386853e972eeff90b78e740d5d18.jpg)
<乘富秀人氏・プロフィール>
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/6c/0c8d2d24f04ab76b4e661aa2bc8c7c8e.jpg)
私はいずれのアートそしてコメントに、驚いた。
そして、今回、記事にするにあたって、久しぶりに見たが、
とても感動した。
ぜひ、乘富さんの活動を応援したいと思う。
そして、3年前からはじめた手話を続けていきたい、
いや、続けていかなければ、強く感じた。
Copyright © 2005-2008 いけふくろう通信社 All rights reserved.
~ムッシュ・いけふくろう~
乘富秀人(のりとみ・ひでと)さんの個展
『「音のない青の世界」デフアート展』を紹介します。
乘富秀人(のりとみ・ひでと)さんは、デフアーティストで、
これまでに何度となく個展を開催。
今回は、ビルの地下一階の通路にある場所での開催となり、
開放的なスペースでの開催となった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/9a/7ad41b5da0fa210555f9ca263ca521c6.jpg)
それでは、個展の様子を紹介する。
「手話を奪われても
手話の心まで奪われることはない」
それは聞こえない自分が自分らしくありたいという魂の叫びです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/44/0f2e4347cc6d74a24e0568819f1a2606.jpg)
「自由に羽ばたかせて」
手話は一瞬も一生も輝いていたいからです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/ae/60f010370cbf807a07d81d786764e940.jpg)
「ろうの姉妹」
ド・レペ神父(1712-1789)は、ろうの姉妹との出会いを
きっかけにフランスのパリに世界で最初のろう学校を建てる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/64/18bccbe02a24e20f97a3fbf5690d802c.jpg)
「I have never forget 29,1, showa 8」
(翻訳)我々は昭和8年1月29日を忘れられない。
文部省(当時)から全国のろう学校に口話教育導入のために
「手話教育を全面的に禁止」という命令が下された。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/ef/517ebb6be4aa8ea58916c0d10046f327.jpg)
「手話を奪われて」
手話を使わせないという事が、どういう事か分かる?
その人のこれからの人生を全て奪ってしまうという事だよ。
私は使われなかった側の人間だった…。
その苦しみはよくわかっている。
手話を全面廃止するのではなく、手話を土台にし、
口話はそれぞれの子どもの適性に応じて使う教育になっていたら
時代はずいぶんちがっていたのかもしれません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/35/ff1bca272179ea88f99ddcf4a7451fe7.jpg)
「虐げられた手話」
手話を使わせないなんて、間違っている。
絶対に間違っている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/d4/10c4b014a75c369dffe897420f000099.jpg)
「見えない心」
冷たくひえた心をあたためてくれたのは
言うまでもなく手話だったのです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/12/226b8a769a63bb14cf361445c32d66c0.jpg)
「旅」
自分自身にふさわしい言語を探し、文化を探し、
生きることの意味を知るために旅に出る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/90/c90e9bc73618e8d26cf43f5377b64a99.jpg)
「手話の存在」
自分の中に手話で話したがっている
もう一人の存在を知る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/c6/f43574215cedbb100668fb343f0298ce.jpg)
「守る」
手話は命がけで守る。私が倒れたら君たちが…。
君たちが倒れたら君たちの子どもが…。
だから私は手話を守ってみせる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/05/6e93d0221201d8ac68bb97f54c8b7389.jpg)
「夢見る」
手話を排除されて70年。
それでも手話は未来を見据えながら歩いていく。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/bc/a8e37d0fd47cfa3cfe0f0347bb160f35.jpg)
「手で話す」
手話は「手で話す」と書くんです。
だから、いつも手で話そうと決めたんです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/41/fb24ad3a11e53c0cacb9ac780e876d5d.jpg)
「手話と共に」
いつまでも輝ける自分のために
手話と共にあるということを知ってほしい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/3b/5774449355bfc57fcefa40c171ff1b7f.jpg)
「運命」
生まれながらにして手話を
運命的な出会いをしていた私たち。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/8d/eba33b492f1704387f27f414bd41cf6d.jpg)
「日本・富士山・手話」
日本人ろう者は日本手話が誇りです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/f4/42ea386853e972eeff90b78e740d5d18.jpg)
<乘富秀人氏・プロフィール>
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/6c/0c8d2d24f04ab76b4e661aa2bc8c7c8e.jpg)
私はいずれのアートそしてコメントに、驚いた。
そして、今回、記事にするにあたって、久しぶりに見たが、
とても感動した。
ぜひ、乘富さんの活動を応援したいと思う。
そして、3年前からはじめた手話を続けていきたい、
いや、続けていかなければ、強く感じた。
Copyright © 2005-2008 いけふくろう通信社 All rights reserved.
~ムッシュ・いけふくろう~
私も行きましたよ。
『守る』が一番好き、かな。
素敵な絵でしたよね。そしてメッセージも。
端から端まで眺めて、また戻ってゆっくりメッセージを読み…の繰り返し。3往復くらいしたような気がします。
ノートにコメント書いた後、ちょっぴりお話もして来ました。
そう、メッセージも素晴らしかったですよね。
私も2往復したあと、乘富さんと少しばかり、
お話もしてきました。
「絵の色が、青、白、黒というのは、なぜですか」という素朴な疑問。
その答えは、ホームページにあり、
「グラン・ブルー(偉大なる青)」です。
作品で描く絵の色は青が主体です。
青は空と海のイメージから来ています。
空は地球上どこま
でもつながっています。
海は中に入ると、ほとんどの音が消えて、
音がない世界を皆が共有することになります。
青色に「みんな同じ世界で生きているんだ」というメッセージを込めています。
ろう者(手話)と聴者(口話)のお互いの文化
を尊重し合える社会になれることを望んでいます。
そういった意味を込めた青を白いキャンバスに
ぶつけたいと思う。
私も手話の勉強をしている一人です。手話って難しいですよね。でも目と目を見て話す手話が大好きです。
聞こえない人が置かれている立場を理解し、広めていくのが私たち聞こえるものの役割なんだと思います。
ムッシュさんもがんばって!
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
手話を勉強なさっているんですねぇ!
そうですねぇ。手話って難しいですよねぇ。
私は3年目なのですが、方向性や日本語から手話への変換の難しさを感じています。
でも、楽しいですよね。
>聞こえない人が置かれている立場を理解し、
>広めていくのが私たち聞こえるものの役割なんだと思います。
そうですね!
頑張りましょう~!