民主復活で 緊張感が出てきた政局

小沢一郎氏が民主党代表に就任してから１ヶ月経ち。政党支持率は民主党２８.８％、自民党支持率は２８％と出ている（産経新聞）。永田メール問題で前原代表の時の支持率は、１１％台に下がったのだから、小沢代表でよみがえったといえよう。内閣支持率も、不支持が４６.４％、支持が４５.４％と、不支持が上回ったという。
しかし、かくも人によって変わるものなのだろうか？
民主党は、いろいろと政策提言し、それなりに踏ん張っていたのはわかるが、政策論争で支持率は上がらなかった。それが代表が替わる、それだけでこんなに指示ルツに変化が出るとは。
無党派というものの影響が大きくなったとはよく言われるが、こうなると、仕掛け方とか、雰囲気とか、政策とは一線画したところにある民意が気になってくる。小泉劇場が作り上げてきたモノと同質のものである。自民党は、選挙に勝てるというので、小泉支持を崩せなかった。その間に守旧派といわれる人たちがどんどん消えていった。
その手法が小沢民主党に、ということなのか？
ポピュリズムと揶揄されながらも、支持率が最大の力の源泉とは、、、しかし、これが民主主義なのだろう。
自民党の総裁選も、いろいろ報道されてはいるが、安倍さんでほぼ決まりなのだろうが、自民党総裁が首相になれるかどうか、少しだけ緊張する局面が出そうだ。そのこと自体は歓迎すべき事なのだろう。