拉致問題
横田滋さんが亡くなった。本当に心が痛む。2002年小泉訪朝で、拉致被害者が5名帰ってきたがその中にめぐみさんはいなかった。
人権問題として世界的包囲網を作るというのが日本政府の解決方針だったようだが、北朝鮮には通用しなかった。
少し常識的に考えて見れば、これは国民の命、安全に関わることである。国家主権への著しい侵害で。国家の存立意義に関わるものである。家族会などの被害者に任せるだけでなく、もう一つ国家の役割を考えることが重要と思うのだが、なかなかそうした議論にならないのはなぜだろうか?
拉致問題の手詰まり感は、だれの目にも明らかだが、その理由が、国家としての日本の在り方に課題があるとしたら、迂遠になるかもしれないが、喧々諤々議論し、東アジアに位置する国としてのあり様を早急に構築する必要がある様に思う。
そのうえで、国家としては、防衛力の行使としての自衛行動や特殊部隊の投入、あるいは損害補償等の賠償請求等々、様々なやり方があると思うのだが、、、それでも拉致問題が解決するとは限らないが、少なくても、人権包囲網を作って待つよりはアクティブのような気がする。そのような方策を考えることは無意味なことだろうか?あるいはどこかで封印されているのだろうか?