ポイントは、「欧州―東アジアー米国」をつなぐ「東アジアFTAハブ(hub)」としての韓国の役割の明確化だろう。東アジアの中心はソウルということになり、それに向けて韓国は戦略的に取り組んでいくという姿勢だ。しかも質の高いレベルのFTAを目指すと、強気だ。韓国経済の活性化のために貿易立国の道を選択するとは韓国、ノムヒョンにしては意外な感じがしたが、大統領の支持率が、米韓FTA合意以降あがってると言うから、国民も支持してることになる。次の大統領選挙対策としても、FTA早期締結は大事と踏んだのだろう。
以下東亜日報の引用
韓国と欧州連合(EU)が6日、自由貿易協定(FTA)交渉の開始を公式宣言した。
金鉉宗(キム・ヒョンジョン)外交通商部・通商交渉本部長とピーター・マンデルソンEU通商担当執行委員は同日、ソウル世宗路(セジョンノ)の政府中央調査で記者会見を開き、韓・EU間のFTA交渉のスタートを宣言した。
金本部長は、「EUと結ぶFTAは、韓国が欧州―東アジアー米国をつなぐ「東アジアFTAハブ(hub)」として浮上する絶好のきっかけとなるだろう」と話した。マンデルソン執行委員も、「今回の交渉はEUが東アジアの経済圏にどれだけ集中しているかを示すことになる」と述べた。
両国の通商長官は、記者会見に先立って開かれた会談で、包括的でレベルの高いFTAを通じて、今後、ドーハ開発アジェンダ(DDA)など、世界貿易機関(WTO)の多国間交渉の模範となれるよう努力するという内容の共同宣言文も採択した。
金漢洙(キム・ハンス)通商交渉本部FTA推進団長とガルシアベルセロ・EU執行委通商総局東アジア担当局長が首席代表を務め、今月7日から11日までソウル中区(チュング・チャンチュンドン)の新羅(シルラ)ホテルで第1回目の交渉を行う。
今回の交渉で双方は、△商品、△サービス・投資、△通関および貿易活性化、△衛生・検疫、△技術の障壁、△知識財産権、△競争、△政府調達などの分野で相互の意見を示し、今後の交渉日程や覚書案(関税廃止案)の交換時期などを確定する方針だ。
EUは、域内国内総生産(GDP)規模が13兆6000億ドル(2005年基準、27ヵ国会員国の合計)で世界最大の市場であり、平均関税率(4.2%)が米国(3.7%)より高く、FTAが締結されれば、韓米FTAに匹敵する効果が期待されている。
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武 正志
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