組織の秩序は長の下に統合される。
しかし、長に絶大な権限がない公務員組織のような場合には、構成員が個性を発揮し自由に活躍することは、組織運営を阻害する。こんな組織で自由に振る舞えば、組織効率が悪くなる。回りから反発が出る。協調性のある人間でないと組織は動かない。
どちらがいいのか。個人的には前者の組織の方が好きだ。
組織の規模にもよるのだろうが、1000人ぐらいまではトップの権限を強くしたいものだ。
後者は通常大企業病といわれるものだ。
自民党は大企業病から小回りの利く政党に生まれ変わろうとしているのだろうか?
ただ、小回りの利く戦闘集団型の組織は、労働市場の流動性が高くないと成功しない。政治家の流動性は高まっているが。労働市場に流動性があって、うまくいってるのはエリート層の市場だけ。特に勝ち組女性の政界進出はすさまじい。この様な人たちだけでは、大企業病の組織は動かないだろう。彼らには小さな組織が向く。改革もできまい。だから小泉自民党に共感を覚えるのか?しかし猪口さんのインタビューは良くなかった。まるで小泉教祖と信者という感じだ。サンヨーの野中ともよさんはどうなるのか見物だ。
他の労働市場の流動性は失業と背中合わせ。ニート対策が必要。職業観教育が必要。彼らは社会的弱者で、エリートの対極にある。
最近「弱者」の定義が曖昧だ。朝日新聞に香山リカが、高校野球、負けた弱者にもといった趣旨の論評があった。
弱者と敗者は違う。
敗者は徹底して悔しさを甘受すべきだ。だいたい甲子園で負けたのが弱者っておかしい。弱者は本人の意図せざる理由によって、競争の土俵にもあがれない人たちを言う。彼らは甲子園まで来た勝ち組なのだ。競争して負けたら徹底して泣けばいいのだ。人にさげすまれ、屈辱をバネとして立ち上がらなければならないのだ。
組織運営は永遠の課題だけに、一つの組織にいろいろな価値観が同居するのは好ましくない。一つの組織には一つの価値観、それでどの価値観が優勢となっていくかを問えばいいのだ。
日本にはそうした会社が増えていくだろう。
ただ、そのような政党が増えていくかは疑問?今回の小泉さんのようなやり方は小さい政党にはいい。自民党のような大きい政党ではどうなのだろう。排除して大きいままでいると、カルト集団になってしまう。猪口さんのインタビューがそれを如実に著している。
ただそうした懸念を小泉さんは、「勝っても負けても来年任期でやめる」ときっぱり。国民の間に広がるであろう懸念を断った。さすがに喧嘩上手だ。
国民新党の成り行きはどうだろうか。ああゆう小さい政党は「とがらない」と無理。国民新党、遠くで見ると四面楚歌
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