今日の一貫

認定農業者は集落営農に参加すればいい。

松岡再チャレンジ農相、昨晩のNHKテレビ「どうするニッポン」に生出演。
合瀬解説委員、質問しようにも遮られていた感が、、
質問をさせないように一人でしゃべったのか?あるいはああいう話し方か?


ところで、大臣発言中、「伊藤さんも(認定農業者)集落営農に参加すれば(何の問題もない)いいのだ」発言あり。
意外な感じ。
大臣の意識では、日本農業の担い手が、認定農業者から、集落営農へ、移ってしまったよう。2ヶ月前の発言と明らかにスタンスが違う。

番組の内容に関しては、①国内農業を活性化する動きを紹介してる後半の下りは、OK。特に市場を見る農業者が明日の農業を支えるとするのは、二重丸。やっと農業も普通の産業になってきた。

とはいえ、世論のありどこを探るために、、と思っていたが、これが世論なのか少々不明な点があった。
それは
②構造問題の認識、?
③テーマと中身の問題。

テーマの問題に関しては昨日のブログにも書いたが、「誰が支えるあなたの食卓」というテーマの割には、輸入や、食品産業、外食等の状況が語られていない。テーマは「どこへゆく日本の農業」といったような内容では、、、しかしそれは許容範囲。

課題はやはり②の構造問題への認識だろう。
特に中山間地問題。日本の農業は、担い手がいなくなり、耕作放棄地が増大している。
対応はどうすべきか?おそらくこれからどんどん担い手はいなくなるだろう。
これに対する解答は非常にナイーブなもの。
私なら、上勝のように、高付加価値農業で、、というのだが、、

中山間地は、もともと耕作者がいたから耕地となったところが多い。ということは逆も真で、担い手がいなくなったら山林に戻す、が正解では。
個人的に耕作が必要なら、中山間地の直接支払いもあることだし、個人の努力で維持するのがいいし、ノウハウがなく努力する人もいなくなったら山林に戻すよりほかないのでは。
マクロな視点から見た場合、農業の多面的価値以外、農地として維持する必要性は高くはないだろう。農業のマクロ的な価値のために、兼業農家に無理強いすることもできない(農地法上はできるが)。となれば、耕作できる人を募集するより他なくなる。建設業者等で、高付加価値農業をやりたいという人はいる。農業サイドはそうした人の受け入れ態勢を整備すればすむことではないか。それでもダメならそれは国民的にも必要性はなくなったということ。

自分の農地は自分だけが使う、意欲やノウハウのある、会社の農業参入には反対、自分で耕作できなくなったら放棄する、では、なかなか解決策は見えない。

どうするニッポンの散人の感想

コメント一覧

テンペ
余計なことですが
ご隠居さんに雪だるまパンフぐらい読むように言ってあげたらいいいと思います。

散人メソッドを楽しんでおられるなら別ですが。
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