今日の一貫

人口増加をはかる地方都市 コミュニティの健全さが重要なのだが

14万人の新規合併都市。20万都市を目指すという。
人口増加の仕方が重要。
市長、副市長と話しあったが、本気だ。
こういう本気があるのはなかなか気持ちがいい。
課題も多いが、克服する喜びもある。
いろいろな定住策があるが、
14日(土曜日)の話でみんなが共感したのは、コミュニティが健全であること。
だが、今の農村のコミュニティは健全なのかどうか、どうも自信がない。
確かにそれがなくなった都市に比べれば、あるだけまだましとも思うが、しかし、農村のコミュニティを見れば、ない方がまだましと思うこともしばしば。


「貸しはがし」にあっている北上の伊藤さんの情報を、本人から聞く。
明日、内閣府の会議にお招きする。
そのために当方も、18時の新幹線で東京に移動。
明日午前中、公式の会議。午後から3年生のゼミ。
内閣府の議事録は公開。

農政は、実は共同体的な関係で執行されている、という事を他の委員がつぶさに理解してくれればそれでよし。
農政の困難は、法律や、補助金そのものもあるが、共同体というインフォーマルな関係で執行されていること。
そうしたことを真摯に理解しないと、わが国の政府が執行する農政の問題は理解はできないし、課題も実現しない。

最近、コミュニティの美しい側面だけを強調する評論家や学者が多くなっているが(私もその一人かもしれないが)、まずもってコミュニティの困難を理解し、それの問題を除去した上でないと、「美しさ」が出ないことにもっと真剣に気づいてほしいと思う。

コミュニティは根元的に人間社会なのだ。人間の善意を過度に期待することは、リアリティに欠けるということ。善意は、衣食足りて出てくるのが普通。家庭や地域の教育によってでてくるもの。
衣食が足りなくても、矜持を持つことは、教育や、文化や人間関係によって十分に可能。にもかかわらず、衣食が足りてるのに、足りないと言い続ける人は、自らを堕落させてしまう。
そうしたことを声高に言い続けるイデオローグが農村文化をつぶしてきたように思う。
あまり目先の金に汲々とするために集団を利用し、カネに汚い集団文化を維持しようとするのはいかがなものか。
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