今日の一貫

(財)農政調査委員会の基本問題研究会の存続如何

(財)農政調査委員会というのがある。農水省の外郭団体。農水省にはいろいろと外郭団体があるがこれもその一つ。
この財団の最も重要な委員会は、農業の基本問題調査研究会。
東畑四郎、大和田けいき、中野和人らの事務次官経験者を始め、学者では、金沢夏木、大内力、坂本楠彦、梶井功、今村奈良臣、など農政学、経営学の重鎮が並んでいた。現在は、谷口君が委員長。その前が宇佐美繁。谷口君以外の現在のメンバーは、吉田俊幸、矢口芳生、それに、私。
現在はともあれ、伝統ある研究会なのだが、これが、終わるのだという。
そこで14日が最後の研究会。

そこで、私はこれまでの重鎮をも集め多彩小野研究会を提案した。
だが、事務局長の話はどうも違う。

話を聞けば、来年度予算が付かなかったのだが、農政調査委員会として、この「基本問題研究会」を続けるか終わりにするかの結論はまだ出していない、というのだ。

予算査定は、官房企画調査課、今井課長のところ。なぜ予算が付かなかったのかと言えば、報告書がなかなか出ないし、内容も、旧態依然としているから、とのことのよう。

確かにそうなのだ。宇佐美委員長から交代したとたん、私は既に原稿を出しているのに、なかなか報告書が出ない儒教が続いた。ここ2年はそんなことでばかばかしくて原稿を出さなくなった。

これでは、今井課長が予算執行停止を決めるのはもっともだ。
この研究会、委託反省し、農政提言できるように、改変したらいい。
場合によっては委員長の交代も考えたらいい、そう思った。

外郭団体はどこも、予算削減等で、存続が厳しい状況にある。
しかし、このケースはそんな一般論で終わらせてはいけないだろう。
正すべきものは正さなければならないし、自浄能力がなければ、つぶれるより他ない。
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