運動としての食育普及と、学問としての食育学の構築とのすりあわせは難しそうだが。
群盲象をなでる、ではないが、みんなで、「これが食育」、「食育とは」、などとやってるうちに、何かみんなが大切と思うものが抽出でき、なにか新たな形ができるかもしれない、と思いなおしてみた。食育の運動の中から、食育学の構築を目指し、研究の中から、また社会運動のリソースを作っていく、のが食育学会の役割かも。
まじめな研究じやないといけない。
欲望のおもむくままというより、ある程度の理性によって律しないといけない。
ただこれは私のもっとも苦手とするところ。「啓蒙的理性から、自主的感性へ」が私のスタンスだからだ。食育は、啓蒙活動ではなく、誰もが楽しくなる自主的装置に切り替えていく必要がある、と私は思っている。
まーそう考えないと、多くの方と共同し、しかも職場や専門分野を越えた思考を形成していくことは無理だし、国民の関心も生まないだろう。
学会員にどういった方々が考えられるのかも、今のところよく分からないところ。まずは学校栄養士さん達の団体が中心なのだろうと思うが、それだけではない。家庭の主婦層か。もしかして家政学の世界なのだろうか?それだけではない。化学者、社会化学者、食品企業、社員食堂関係者、外食産業、様々に考えられるだろう。医者や看護士、介護士、療養士等々、まだまだ裾野は広い。
そんなこんなで、先日、中村靖彦さん、江田さん(NHKエデュケーション)、青木さん等々と9月の中旬話し合った。
その結果が、下記。大会の持ち方や作業部会体制について。
ある程度の方向性がでてきたが、以下がその素案。
■大会
○シンポジウム。
○個別発表。
○分科会。
○パネルセッション
○総会の会期は、2日~3日とする。
(シンポジウムと分科会だけの場合は、1日でも可能)
■月例会
○分科会と連動した月例会を実施。各分科会ごとに実施する。運営は各分科会の座長及びコーディネーターが実施する。
■学会誌
○学会誌準備号として、「日本食育学会」設立記念シンポジウム終了後、シンポジウムの内容を掲載した記念学会誌とする。
■ニュースリリース
○ニュースリリースの発行をどうするか。
上記を実施するためには、準備委員会の作業部会が必要になってくる。
作業部会
○大会の企画部会
シンポジウム、個別報告、パネルセッションの持ち方、企業の参加の仕方
○分科会の企画部会
月例会の持ち方と責任者
○学会誌編集部会
編集委員長
学会誌準備号担当責任者
○ニュースリリース
発行するならば,編集責任者
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