ハニカム薔薇ノ神殿

西南戦争の現地記者の歴史漫画を描いてます。歴史、美術史、ゲーム、特撮、同人誌の話他

「好きって言っていいか」

2019年08月07日 | 雑記
表現の不自由展だの韓国嫌いだの
いろいろ上がってる2019夏。

コミケも前にして、好きなもの自由に描きたいなとは思います。

私は小さい時は長女でして、昭和の(それも軍隊式の)
教育でしたから、「嫌い」は認められても「好き」はすぐ否定される。
なぜでしょうね、「嫌い」はOKなんです。
心を病んでいるとか偉そうに子供から言えませんでしたが
戦争のトラウマってのは確かに祖父母にあって
しかも年寄りになればなるほど、人間「好き」は減って、否定が増えて行く。
保守るんです。

特撮怪獣が好き、少年ジャンプが好きというと「女のくせに!」
デヴィッド・ボウイが好きと言うと「鬼畜米英!」
何かを好きになるにも、私には「許可」が必要で
だから、そばの誰かが厳しい顔で否定をすると
今も勇気を持って、面と向かって「好き」って言えないです。

でも「こっそり好き」ではいれる。
こっそり好きでいい、自由でいい
きっとだからこそ、家で言えなかったことを自由に言えるから
描くことを選んだのかもしれないです。

「みんなこれが嫌いって言ってるんだ、理由はこうだ、
だからお前も嫌え!でなきゃ排除してやる」

この身勝手な暴力、苦手です。
同人誌でもたまにいる。自分の認めないCP支持する人は敵って人。
幕末だと攘夷志士。


同調圧力は日頃の鬱憤と、認めてもらえる安心枠に無条件で入る時に手にする
一種の「権威」であり、どうしようもなく孤独で貧しい人が陥りやすい罠。
落ち着いたら案外ポリシーなんかは適当だったりする。
「ううん、言ってみたかっただけ」って。

天皇万歳も言いづらいが韓国大好きもいいづらい。
アニメ好きも特撮好きもV系好きもホラー好きもBL好きも

「嫌い」「つまらん」「キモっ」は聞いてもらえるのに
「大好き」は理解してもらえないだろうなあと
どっかで思ってる。

でも、嫌いしか言わない老人にはなりたくないです。
好きなもの無くしたらやっぱり「老化」か「鬱」だと思う。
横で大暴れして自分の価値観や趣味を押し付けて打った切り
そういう人と一緒にいると、賛同を強いられるので疲れるし
メンタル病むのわかってるからなあ。

人生一度きりだし
「好き」で生きていたいのよ。


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