西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

節約をプラスに評価する経済学は?

2011-04-20 | 色々な仮説や疑問
東電が原発事故で夏季に電力供給が「需要」に追いつかないとみると、「計画停電」とか「節電」とか言い出すが、まあ今までは「どんどん電気を使っても大丈夫のように原発やってまっせ」と言っていたのではないのか。「消費は美徳、消費者は神様」ではなかったのか。

一寸考えると分かることだが「消費は少なくて満足なのが一番なのだ。」

例えば、「少食は健康に良い」し、「省エネは、資源保全の上でもプラスである」 国民大衆の省エネは、国民自身が自覚的に取り組んで「こんなに出来るのだから原発は要らない」ところまでいきたいもの。

だけど、どうも普通の「経済学」では、「(何が何でも)消費が伸びないと景気が良くならない」と言う。まあ「必要な消費」と「無駄な、どうでも良い消費」を分けなければならないだろう。例えば、電気は、あるところまでは必要だが(停電はないほうが良い)、それを越えれば「使いすぎ」という限度目安を示す必要があるかもしれない。

で「必要な消費まで所得が低くていけない人には政策的にも懐を温めていけるようにし」、「それ以上な人は自覚的に無駄な消費をしない」となれば、一番だろう。

まあ、人口も少なく、人口密度も低く、都市規模も縮小させ、建物も小ぶりにし、人々の交通も歩くことや自転車を中心にし、健康のため少食で満足するといった(安全、安心第一の)「経済学」は出来ないのかもしれない。それはもはや「経済学」を越える「哲学」なのかもしれない。

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