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テレビの「歴史秘話ヒストリア」で徳川家光が「改築」した日光東照宮についてやっていて興味深いものだった。
実は、明治以降にブルーノ・タウトが日本に来て、あちこち回って色々批評したのだが、その中で、「日光東照宮のきらびやかさ」よりも「桂離宮の清楚さ」を高く評価したために建築関係者でも、桂離宮を持ち上げる論調が強い。
もちろん、他の外人、例えばアーネスト・サトウ氏などは日光東照宮を激賞している。
私は、日光東照宮、桂離宮ともに素晴らしいと思う。まあ桂離宮は、伊勢神宮などの「無垢さ」とも通底しており、日本建築の一つの伝統を表しているとも言える。
しかし、一方、日本に珍しい「絢爛豪華」な日光東照宮が現れたのも事実であって、その原因、意味を深く考察すべき、と思う。
まあ西洋建築、特に石造建築では、外面にも内面にも物語性のある彫刻を多数配している。特に教会建築では、聖書の教えを文字(ラテン語)を十分解しない庶民のために分かりやすく示す彫刻群が「氾濫」しているとも言える。
同じように日光東照宮の彫刻も、家光が大名や庶民へ発したメッセージ(教え)なのであろう。きちんと理解していきたい。
同時に日光東照宮のそういう建築が、日本では「孤立」している意味も考えていきたい。
実は、明治以降にブルーノ・タウトが日本に来て、あちこち回って色々批評したのだが、その中で、「日光東照宮のきらびやかさ」よりも「桂離宮の清楚さ」を高く評価したために建築関係者でも、桂離宮を持ち上げる論調が強い。
もちろん、他の外人、例えばアーネスト・サトウ氏などは日光東照宮を激賞している。
私は、日光東照宮、桂離宮ともに素晴らしいと思う。まあ桂離宮は、伊勢神宮などの「無垢さ」とも通底しており、日本建築の一つの伝統を表しているとも言える。
しかし、一方、日本に珍しい「絢爛豪華」な日光東照宮が現れたのも事実であって、その原因、意味を深く考察すべき、と思う。
まあ西洋建築、特に石造建築では、外面にも内面にも物語性のある彫刻を多数配している。特に教会建築では、聖書の教えを文字(ラテン語)を十分解しない庶民のために分かりやすく示す彫刻群が「氾濫」しているとも言える。
同じように日光東照宮の彫刻も、家光が大名や庶民へ発したメッセージ(教え)なのであろう。きちんと理解していきたい。
同時に日光東照宮のそういう建築が、日本では「孤立」している意味も考えていきたい。
間違えてごめんなさい。