西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

脇田晴子さんの話ー女性史等ーを聞く

2006-01-03 | 時論、雑感
ラジオ深夜便で歴史家の脇田晴子さん(文化功労者)の話を聞いた。今年、年女(72歳)と言う。確か旦那も歴史家で、向日町に住んでおられると思う。脇田晴子さんは中世史が専門だが、グループで女性史を研究するリーダーで業績を上げている。フランス人の研究者を加えたら議論が活性化して良かったという話も面白かった。中世では、家は生産の場で、支配階級の女性(奥さん)は「副社長」のようなもので才覚がないと務まらない、例えば北条政子が良い例と言う。しかし、膨大な数(3/4)の下層階級では結婚もままならなかったとのことだ。明治以降は誰もが結婚し「家」を作れる「良い」時代となった。現在は、価値観が多様化した個性化の時代で、結婚しないという考えも良いのでは・・と言われる。同じ方向の考えでないと結婚しても仕方がない、「夫婦は同志である」という言い方も耳に残った。同時に子どもは社会的に養育する考えで・・とも言われる。結婚が減ると一般には子どもも減る。この辺りをどう考えるのか聞いてみたい。今後、子どもの頃からやっている能などの芸能史をやり、古代からの女性通史を書きたいと意欲満々だった。あやかりたいものだ。

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