*久保田万太郎作 公式サイトはこちら 文学座アトリエ 21日まで 2本めは若手の五戸真理枝による『舵』である。この上演にはまったく想像もしていなかった演出が施されている。公演期間中でもあり、これからご覧になる方はご注意くださいませ。
最初の『かどで』が几帳面な楷書の筆づかいなら、『舵』はくずし字、あるいは現代書道というのであろうか、新しい発想の大胆なものがある。場面はずっとある家の座敷なのだ . . . 本文を読む
*久保田万太郎作 公式サイトはこちら 文学座アトリエ 21日まで 1本めは坂口芳貞演出『かどで』 この作品は2000年12月、俳優座プロデュース公演で観劇したことがある。演出は同じ坂口芳貞で、文学座、俳優座、昴の俳優が共演した。そのときは『釣堀にて』との二本立てで、物語の筋や運びが明確な『釣堀にて』に主な関心がゆき、前者の記憶はいささかぼんやりしている。 はっきり残っているのは次の二つの場面だ。以 . . . 本文を読む