年末恒例、因幡屋演劇賞の発表です。感謝と喜びをもって、2015年は以下のみなさまへ。*劇団文学座公演 森本薫作 戌井市郎補訂 鵜山仁演出『女の一生』 リーディングと講演が行われた『女の一生』プレ・イベントも大変おもしろく、舞台の魅力がいっそう増し加わった。『女の一生』は、わたしの演劇人生に必要な舞台であることを改めて認識した。 *劇団文化座アトリエにおける三好十郎作品 『稲葉小僧』(原田一樹演 . . . 本文を読む
*野木萌葱作・演出 公式サイトはこちら pit北/区域 31日まで(1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19,20,21,22) サブタイトルにある通り、pit北/区域の閉館記念公演。そしてこれが因幡屋2015年の芝居納めの舞台になる。 10月の俳優座劇場公演からわずか2カ月で、2007年に本作が初演され、その後も繰り返し再演されてきた、いわば . . . 本文を読む
*高木登作・演出 公式サイトはこちら 新宿眼科画廊 23日で終了 (1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11) はじめての短編集公演とのこと。鵺的公演おなじみのスペース雑遊や「劇」小劇場よりも、今回の新宿眼科画廊はもっと小さい。会場の構造や演出の都合上、遅れて入場することも、途中退場することもほぼ不可能な空間である。体感する広さや雰囲気は、梅ヶ丘BOXであろうか。気温がぐっと下がった祝日 . . . 本文を読む
*古川健作 日澤雄介演出 公式サイトはこちら 東京芸術劇場シアターウエスト 27日まで(1,2,3,4,5,6,7)快進撃を続ける劇団チョコレートケーキが新たに挑戦したのは、実力派俳優・近藤芳正が主宰をつとめるパンダ・ラ・コンチャンとの共演である。公演チラシに両者の出会いから今回の公演までの歩みが記されている。近藤が2013年上演の『親愛なるわが総統』を観劇して好印象を持ったことにはじまり、半年後 . . . 本文を読む
*アティク・ラヒミ原作 ジャン=ルネ・ルモワール脚色 岩切正一郎翻訳 上村聡史演出 公式サイトはこちら シアター風姿花伝 21日(月)まで 大好評を博した2014年夏の『ボビー・フィッシャーはパサデナに住んでいる』に続く第二弾。同じく上村聡史の演出で、本邦初演に挑む。 公演チラシ掲載の挨拶文に、当劇場の支配人であり、俳優として今回の舞台に立つ那須佐代子が、「(前回の『ボビー~』は)小さな民間劇場の . . . 本文を読む