*三好十郎作 原田一樹演出 劇団公式サイトはこちら 田端/劇団文化座アトリエ 3月1日まで 駅の出口をまちがえてアトリエ到着まで時間がかかってしまった。とはいえ開場して10分程度しか経っていないのに、小さなアトリエはすでにほとんどの席が埋まっており、最前列の丸椅子に座ることに。 敗戦後まもない東京の小さな外科病院の待合室で繰り広げられる1時間15分の短編である。物語もいたってシンプルだ。上海から帰 . . . 本文を読む
*ジェズ・バターワース作 田曜子翻訳 青木豪演出 公式サイトはこちら 東京芸術劇場シアターイースト 26日まで 平成24年度文化庁新進芸術家海外研修制度を終了した劇作家・演出家の青木豪が、ロンドンで観劇した本作をみずからの手で演出し、日本初演の運びとなった。ジェズ・バターワースは近年注目度が高いとのことだが、自分が舞台をみるのはこれがはじめてである。
演劇における「正解」とは何だろうか。ひと . . . 本文を読む
*ウィリアム・シェイクスピア作 小田島雄志翻訳 鵜山演出 公式サイトはこちら 下北沢/本多劇場 3月1日まで (1,2,3,4,5,6,7) 加藤健一が事務所設立35周年を記念し、「カトケン・シェイクスピア劇場」と銘打ってシェイクスピアのロマンス劇を上演した。 欧米の優れた戯曲、小粋で愉快な作品を次々に上演している加藤健一事務所であるが、シェイクスピアは30年前に『キング・リチャードⅢ』を上演して . . . 本文を読む
*アントン・チェーホフ作 上演台本・演出 ケラリーノ・サンドロヴィッチ 公式サイトはこちら シアターコクーン 3月1日まで 大阪シアターBRAVAでも上演あり
演出家、俳優によって服装や髪型、台詞の言い方、からだの動き、舞台装置など、ありとあらゆるものをいかようにも変容させることができる作品だ。考えようによってはこれは大変なことである。ある人物の性格のとらえ方を従来と変えてみたとする。そうすれ . . . 本文を読む
*詩森ろば作・演出 公式サイトはこちら 下北沢/ザ・スズナリ 18日まで 最終日14時の回に追加公演決定 (1,2,3,4,5,6,7,8、9,10,11,12,13,14,15,16,17,18)
「ドキュメンタリー演劇」のくくりに入れるには躊躇するが、詩森ろばは現実に起きた事件や実在の人物を題材にした舞台を多く発表している。死刑制度や水俣病、日航機墜落事故、朝鮮半島や樺太で生きた . . . 本文を読む