1週間遅れの記事になります。居酒屋『寝床』での落語会で、師匠草若(渡瀬恒彦)の息子小草若(茂山宗彦)がトリをつとめるあたりからが圧巻であった。彼は『愛宕山』をやるはずであったのに、噺の枕に自分が小草若の名前をつけてもらった時の嬉しさを語りはじめ、だんだん感極まって何と『寿限無』に突入してしまったのである。彼がほんとうは父親を好きで尊敬していること、父親のもとで落語家の修業がしたかったこと、諍いの日々が辛かったことなど、言葉に言い尽くせない気持ちが一気に噴き出したのであろう。小草若が途中で泣き伏して落語が続けられなくなるあたりで自分は食事の手が止まり、客席にいた草若が遂に高座に上がり、『愛宕山』を始めるところで涙とまらず。
売れっ子タレントではあるものの、小草若の落語がさっぱりなのは、小浜の和田家での『寿限無』が悲惨な出来であったことで既に証明済みである。その小草若が父の十八番『愛宕山』をやるというのだ。稽古も本番もさぞかし七転八倒になることを心配(期待?)していたのだが、こう来ましたか。うまいというか心憎いというか、でもちょっとずるい気もしますねぇ。これからヒロイン喜代美(貫地谷しほり)だけでなく、小草若の落語家修業の場もたっぷりと見たいものです。
売れっ子タレントではあるものの、小草若の落語がさっぱりなのは、小浜の和田家での『寿限無』が悲惨な出来であったことで既に証明済みである。その小草若が父の十八番『愛宕山』をやるというのだ。稽古も本番もさぞかし七転八倒になることを心配(期待?)していたのだが、こう来ましたか。うまいというか心憎いというか、でもちょっとずるい気もしますねぇ。これからヒロイン喜代美(貫地谷しほり)だけでなく、小草若の落語家修業の場もたっぷりと見たいものです。
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