<計画停電>28日は第2GのA、B、Cで実施へ…東電
毎日新聞3月27日(日)18時31分
東京電力は27日、地域別で順番に電力供給を停止する計画停電について、対象地域を25グループに細分化した新たな区分けに基づく28日の停電予定を発表した。同日は午前9時20分から開始予定の第2グループのうち、A(栃木県の一部)、B(埼玉県の一部)、C(千葉県の一部)の3地域で実施し、午前の第1グループと、午後の第3と第1、第2グループの2巡目は見送る。また、午後の第4、第5グループについては正午をめどに実施の有無を決める。
東電は25日に新区分を発表したが、26日に続き27日も停電を終日見送ったため実際の運用は28日からとなる。
東電によると、28日は午前中冷え込み暖房需要が増える見通し。午前9時過ぎに供給能力ぎりぎりの3750万キロワットまで需要が伸びそうなため、第2グループ(全体で298万戸)のうち、A〜Cの150万件に限って停電を行うことにした。
東電は従来、第1〜第5グループごとに停電の実施予定を公表。しかし実際には、同じグループ内でも停電の有無が分かれることがあり、利用者の間で混乱が生じていた。
ただ午後の計画停電については、実施の有無だけでなく、実施する場合にA〜Eのどの地域が対象になるかも前日には分からない状況が続く。藤本孝副社長は27日夜の会見で「(午後の分もA〜Eの区分で前日に公表できるか)明日以降の実績を見て考えたい」と述べた。【青木勝彦】