悠久の歴史のなかで・・・

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時間の単位「秒」

2025-02-13 13:03:25 | 日記
 これまでお話していました「メートル法」は、18世紀末のフランスにおいて、世界で共通に使える統一された単位制度の確立を目指して制定されました。そのなかで、時間の単位についても議論されたとのことです。既に広く世界で使われていた「秒」は六十進法であったため、十進法の新たな単位を創設しようという意見もあったようです。これもおもしろいですね。
 時間の単位の歴史は、古代エジプトにまで遡ります。昼と夜をそれぞれ12時間に分け、昼の12時間は日の出から日没まで、夜の12時間は日没から日の出までとしました。天文学的な観測を基にして、1日を24時間に分ける方法を考案しました。
 一方、1分を60秒に分けたのは、紀元前1900年ごろ栄えた古代バビロニアに由来します。バビロニアの数学は、両手の指の数の10、1年の満月の回数の12、両手両足の指の数の20を基準とした60進法を使用していました。60は多くの約数を持つため、分割が容易であるという利点があります。このため、時間の単位としても60進法が採用されたとのことです。
 古代ギリシャやローマでも、エジプトやバビロニアの影響を受けて、時間の単位が発展しました。ギリシャの天文学者ヒッパルコスは、1日を24時間に分けることを考案し、ローマ帝国の広がりとともに、この時間の単位は広く普及しました。
 中世ヨーロッパでは、機械式時計の発展により、時間の計測がさらに正確になりました。これにより、1時間を60分、1分を60秒に分けるシステムが確立され、現代に至るまで使用されています。
 このように、時間の単位の歴史も、とても興味深く、当時の人々の生活が感じられます。


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