お昼休みの時間を電波時計が知らせてくれます。現代の時計は精密で正確です。
古代の時計といえば、日時計と水時計を使用していたようです。今回は水時計について調べてみました。
水時計の歴史は非常に古く、紀元前16世紀の古代エジプトにまで遡ります。夜間の時間を測るために水時計が使用されていました。最も古い水時計の一つは、アメンエムハトの墓碑銘に記録されています。
水時計は、容器に水を一定の流量で流し込む「注入型」と、容器から水を一定の流量で流し出す「流出型」の2種類があります。古代エジプトでは、石製の容器を用いて水面の高さで時間を測定しました。
古代ギリシャでも水時計は広く使用され、特に裁判の時間測定や夜間の時間測定に利用されていて、「クレプシドラ」と呼ばれいました。
中国でも水時計は独自に発展し、精巧な機構を持つものが作られました。日本には「漏刻」として伝わり、天智天皇の時代に時報として使用されたとのことです。
水時計は、太陽が出ていない夜間や曇りの日でも時間を測ることができるため、日時計の補完として重要な役割を果たしました。現代の精密な時計の基礎となるような発明品です。
それにしても、古代の人々の時間は現代よりゆったりと流れていたのでしょうか。
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