訪れたことのない都市の地図を眺めるのが好きです。もし行けるならば、どんな順番で歩いて巡ろうかなど勝手に想像して楽しんでいます。
現存する世界最古の世界地図は、大英博物館に所蔵されているバビロニアの世界図です。「イマゴ・ムンディ(Imago Mundi)」と呼ばれ、紀元前600年ごろのものとされています。この地図は、綺麗な二重の円が描かれているのが特徴です。円の中心にはコンパスの跡があり、その上部にバビロンの都市が描かれています。円の外側には「にがい河」と書かれていて海のことだと考えられています。
この地図は、1882年に現在のイラクのバグダッド近郊、かつてのバビロニアの都市シッパルで発見されました。世界は平坦で、世界の端には「果て」があるとする当時の人々の世界観がわかりますね。
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