悠久の歴史のなかで・・・

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古代エジプト王の墓発見

2025-02-20 14:56:45 | 日記
 100年ぶりに古代エジプト王の墓発見というニュースが流れました。エジプト観光・考古省は、古代エジプト新王国第18王朝の王トトメス2世(紀元前1493年-1479年)の墓を発見したと発表しました。古代エジプトの王の墓の発見は、1922年に見つかったツタンカーメンの墓以来とのことです。最近の発掘調査で新たな証拠が見つかり、埋葬品の破片に、妻ハトシェプスト女王の名とともに、「亡き王」としてトトメス2世の名が刻まれていたことから判明しました。

 古代エジプトの歴史は、紀元前3100年頃に始まり、約3000年間続きました。主に古王国、中王国、新王国の三つの時代に分けられます。古王国時代(前27世紀―前22世紀)は、ピラミッド建設が盛んに行われた時代です。ギザの大ピラミッドはこの時期に建設されました。ファラオは神の化身とされ、強大な権力を持っていました。中王国時代(前21世紀-前18世紀)は、政治的安定と文化の発展が特徴です。この時期には、文学や芸術が大いに栄えました。新王国時代(前16世紀-前11世紀)は、エジプトが最も繁栄した時代で、エジプトの領土は最大に達しました。

 その新王国第18王朝の王トトメス2世は遺言で息子トトメス3世を後継者に指名しましたが、トトメス3世は幼かったため、妻ハトシェプストは、以後22年間にわたり共治王を務めました。公的な場では男装し、あごに付け髭をつけていたと伝えられています。治世は穏健で、戦争を好まずに平和外交によって統治したそうです。武器ではなく、話合いによる平和が一番です。


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