トランプ大統領は財務長官に対して1セント硬貨の製造を中止するように指示したとのこと。1セント硬貨を製造するのに1枚あたり3セント以上要することから、コスト削減のターゲットになったようです。
アメリカ合衆国は1776年に独立宣言し、その後1792年に貨幣法が制定されました。この法に基づき造幣局が設立され、翌年から銅貨、1794年から1/2ドル銀貨および1ドル銀貨、1795年から5ドル金貨と10ドル金貨などが鋳造されました。
1セント硬貨には、penny(ペニー)の愛称があります。リンカーン・ペニー(Lincoln cent)は、アメリカ合衆国で1909年から現在まで発行されている1セント硬貨です。この硬貨は、アメリカ合衆国第16代大統領エイブラハム・リンカーンの生誕100周年を記念して導入されました。硬貨の表面にはリンカーンの胸像が描かれており、これはアメリカ人彫刻家ビクター・デイビッド・ブレナーによってデザインされました。
アメリカ合衆国の硬貨の中で最も長く使用され続けているデザインであり、以前に行われた調査によれば、アメリカ国民の3分の2が存続を望んでいるそうです。リンカーン・ペニーは貨幣の価値だけではなく、多くの人々が愛着心を持っているようです。キャッシュレスの時代になりつつありますが、どうなるのでしょうか。
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