パンと雑貨のちいさなIPPO 

愛媛県砥部町で、夫婦で手作りの小さなパン屋をしています。

月曜日の出来事

2015年02月11日 | お店の出来事とパン

こんにちは

いつもブログを読んでいただいてありがとうございます

 

さて。先週の月曜日はお休みをしてしまいましたが、お店で何があったかと言うと、

こういう事があったのです。

その日、夫は疲れもたまってか、いつもより出勤が遅れ、パンの仕込みもやや遅れ気味でした。

そこへなんと7時前にお客様がいらしたのです。

夫から家に電話が入って、

「今お客様が来られてるんだけど…」と

私もとりあえずお店にかけつけました。

 

お客様は開店当初から顔なじみの方です。

ところがここ数年認知と思われる行動がちらほらありまして、

開店前に来られることもしばしば。

「何か焼けたのある~?」と来られて購入して帰られるので、

別に何の問題もないのですが、その日はちょっといつもと違って、

ほっとけない感じでした。

夫も話を聞きつつ仕事を…と思っていたのですが、遅れていた事もあって、

仕込みが間に合いませんでした。

 

月曜日に来られたお客様には大変ご迷惑をおかけしてしまったのですが、

とにかくそのお客様の傍を離れるわけにもいかず。

私も駆け付けたものの、こういうときって、どこに連絡をしたらよいのか分かりません。

よく知っているものの、お家までは知らないし、さあどうしましょう。

家を出る時に母にとりあえず町役場に連絡してみるように頼んでいたので、

その後母から連絡で、「役場の宿直の方が福祉課の方に連絡を入れてくれたから、連絡を待ってみて」と。

しばらくして、福祉課の方から連絡があり、お店に来てくれました。

なんとその方はイッポのお客様で、まぁ安心。

 

その後あちこち連絡がいって、事なきを得たのですが、

「こういうときってどうするの?」と、その場になってみないと分からない。

これってまぁ、そうなんだけど、それも困るのではないか…と。

 

うちの団地も少子高齢化、独居のかたも多いし、問題たくさんです。

団塊の世代がもっと高齢になったらいったいどうなるんだろう…。

私の親世代。今は私より元気だけど。

認知症対策とは言っているものの、福祉関係の予算は削られているようだし、

このところ、子どもが犠牲になる悲惨な事件も多いし、こうなったら自分の身は自分で守るしかないのか!?

しか~し!個人の力は弱いゾ!

そうだ!まだきっと地域の力は残っているはず!

うちの団地の、シニアと子ども会の活動もなかなか良かったし、

来月行う活動「昔遊び」に向けてシニアの方が張り切って竹トンボやらいろいろ作ってくれているし、

先月末に行った「読み聞かせ」の講演会でも地域の活性化につながりそうなヒントはあったし、

なんかやった方がいいんじゃないの~!?

 

と、「あんたはまたえらそうに…」と妹に怒られそうな事を書いてしまいましたが…。

でも、困ったことが起きてからでは遅いから、地域で

「こういうときはどうすればいいの?」の会を、持つべきだと思います。

シニアと子ども会の活動も会を重ねればお互いにもっと助け合えると思うし、

顔見知りが増えたら、きっと心強いと思うんです。

田舎の人は「ガラスの家」と嫌な事もあると思います。

田舎の友人も「どこに行っても行動がばれてるから嫌だ」と言っていました。

きっと何事も複雑なんだと思いますが、なにか出来る事あるんじゃないかな~と。

認知症の方のケアについては、地域と連携できるシステムを作ろう!という動きもあるようです。

 

月曜に来られたその方は、「親戚か!?」と思うくらいによく声をかけてくれていました。

認知が入ってもお店の事はしっかり覚えていてくれて、嬉しい

先日もまた来てくれて、ハード系のパンをお買い上げ。

歯は丈夫なようですネ。

 

世間で起こる様々な問題、決して他人事ではないようです。

明日は我が身です。

世界で起きている問題も、どうしようもなくても、答えが出なくても、

「し~らない」で終わらせないで、少し考えてみる事も必要かな~と思いました。

 

「月曜日出来事」は私の、ない頭で考えちゃう出来事でした

 

とりあえずおいしいパンを焼いて、ほっこりしてもらえるように頑張ります

 

コメント
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