2011年10月14日(日)
大阪からの帰り、余った時間をどうするかと考えていた所、御上神社にて「ずいき祭」が行われるという情報をキャッチしました。
「ずいき祭」というと、北野天満宮が有名ではありますが、こちらの祭りも400年以上も昔から続けられているという長い歴史を持ち、国の無形民俗文化財に指定されています。毎年10月第2月曜日に行われる五穀豊穣を感謝する秋祭で、ずいき(芋茎:さといも等の茎のことですね)を主に使って造ったみこしが、神社へと行列する・・・らしいです。
しかし、前日、早々に終了したとはいえ、飲んでしまったのが災いしまして、起きた時には、すでに10時開始となっていたお祭りには、いくら頑張ってみても間に合わないことが確定してしまいました。相変わらず、間の悪いことです・・・。とはいえ、折角いくことを決めたのですから、少しくらいは、お祭りの残り香でも楽しめればと、一路滋賀県に向かったのでありました。
JR 野洲(やす)駅到着
これで「やす」と読むとは、読めなくはないですが、何だか慣れませんね
「おいで野洲!」と憶えるといいらしい・・・うむむ
駅から右手を歩いていくと、小さな神社を見つけました
「大行事神社」室町中期の再建で小さいながらも本殿は重要文化財指定
お隣は、円光寺
こちらの本堂も重要文化財指定だとか
小さな狛犬もありますが、肝心の本殿はちょっと見えません
失礼して覗いてみると、桧皮葺の一間社の流造
非常にシンプルな感じです
天気が悪いなどという予報もありましたが、晴れてくれて助かりました
ノンビリと歩いて目的地に向かいますが・・・目印の三上山が見当たりません・・・おかしい
振り返ると京セラの工場
と、その上にひょっこり見えるのは・・・三上山ですよね?
今までにも道案内が何も無かったので、オカシイとは思っていましたが、まさか反対方向にずっと歩いているとは、思いませんでした。駅を降りたところにあった地図には、ちゃんとこちらの方角と書いてあったはずなのですが・・・と後悔しても、あの山がこちらに来てくれることも無いので、しぶしぶ来た道を戻ることとなりました。駅から神社まで歩いて約20分ほどだったと記憶していましたが、すでに駅からスタートして20分が経過。帰りの電車の時間もちょっと気になります。
駅には戻らず、そのまま線路渡ってまっすぐ歩いていくと
ようやく御上神社の看板が見つかりました・・・って、あと2.7km
先程の「大行事神社」の説明にあった小篠原の稲荷神社は、こちらのようです
道間違えをすると、色々思いがけない発見もあっていいものです(と、ポジティブシンキング)
狛犬はちょっと高めの設置のため、見上げるような感じになりました
台座の「日露戦役紀念」が歴史を感じます
拝殿は、何だか賑やかな装飾が施されていて
地元に愛されているのが伝わってきます
古宮神社本殿もこれまた重要文化財
じっくり見たいところですが、これまた遠くから眺めるだけになりました
国道脇を歩いていくと、左手に大変目立つ山が見えています
これが、三上山:通称「近江富士」のようです
松茸山とも呼ばれているようで、この時期は入山料が必要となるとのこと
御上神社の手前には、このような場所もあります
悠紀斎田(ゆうきさいでん):大嘗祭のために耕作・献上する斎田
昭和天皇即位の大嘗祭にて、こちらが悠紀田に選ばれたとのこと
これと同じ地図が、駅の下にあったのですが、降り口が逆だったとは気がつきませんでした
行事神社も同じような場所にありますし・・・
お昼過ぎになってしまいましたので、お祭りも終わってしまったようですが
思っていた賑々しいものとは違ったようです
誰も居ませんし・・・
入口の立派な楼門は、室町時代(1365年)建立のもの
冷水で清めてから本堂に向かいます
お祭りをやっていたのか心配になりましたが
このような幟もありましたので、行われたのは確かのようです・・・寝坊しなければ・・・
こちらは、拝殿
中には、ずいき(芋茎)作られたお神輿がありました
紅葉やアヤメで飾られています
こちらが本殿:国宝です
鎌倉時代後期:1300年頃建立、神社・仏堂・御殿の3様式が合成された御上造とよばれる建築様式です
シンプルながらも色々な要素を兼ね備えた、見惚れてしまう本殿です
摂社:三宮神社本殿
こちらもなかなかいいですね
摂社:若宮神社本殿
ノンビリした神社歩きも楽しいものです
・・・重文の木造狛犬も楽しみだったのですが、公開されていないようでした。
<おまけ>
野洲といえば、来来亭の本店がありますね
関東も神奈川方面を中心に店舗が増えていますので、ありがたみは薄れておりますが
ちょうど駅と御上神社の間にありますので、散歩ついでに行かれてみてはいかがですか?
大阪からの帰り、余った時間をどうするかと考えていた所、御上神社にて「ずいき祭」が行われるという情報をキャッチしました。
「ずいき祭」というと、北野天満宮が有名ではありますが、こちらの祭りも400年以上も昔から続けられているという長い歴史を持ち、国の無形民俗文化財に指定されています。毎年10月第2月曜日に行われる五穀豊穣を感謝する秋祭で、ずいき(芋茎:さといも等の茎のことですね)を主に使って造ったみこしが、神社へと行列する・・・らしいです。
しかし、前日、早々に終了したとはいえ、飲んでしまったのが災いしまして、起きた時には、すでに10時開始となっていたお祭りには、いくら頑張ってみても間に合わないことが確定してしまいました。相変わらず、間の悪いことです・・・。とはいえ、折角いくことを決めたのですから、少しくらいは、お祭りの残り香でも楽しめればと、一路滋賀県に向かったのでありました。
JR 野洲(やす)駅到着
これで「やす」と読むとは、読めなくはないですが、何だか慣れませんね
「おいで野洲!」と憶えるといいらしい・・・うむむ
駅から右手を歩いていくと、小さな神社を見つけました
「大行事神社」室町中期の再建で小さいながらも本殿は重要文化財指定
お隣は、円光寺
こちらの本堂も重要文化財指定だとか
小さな狛犬もありますが、肝心の本殿はちょっと見えません
失礼して覗いてみると、桧皮葺の一間社の流造
非常にシンプルな感じです
天気が悪いなどという予報もありましたが、晴れてくれて助かりました
ノンビリと歩いて目的地に向かいますが・・・目印の三上山が見当たりません・・・おかしい
振り返ると京セラの工場
と、その上にひょっこり見えるのは・・・三上山ですよね?
今までにも道案内が何も無かったので、オカシイとは思っていましたが、まさか反対方向にずっと歩いているとは、思いませんでした。駅を降りたところにあった地図には、ちゃんとこちらの方角と書いてあったはずなのですが・・・と後悔しても、あの山がこちらに来てくれることも無いので、しぶしぶ来た道を戻ることとなりました。駅から神社まで歩いて約20分ほどだったと記憶していましたが、すでに駅からスタートして20分が経過。帰りの電車の時間もちょっと気になります。
駅には戻らず、そのまま線路渡ってまっすぐ歩いていくと
ようやく御上神社の看板が見つかりました・・・って、あと2.7km
先程の「大行事神社」の説明にあった小篠原の稲荷神社は、こちらのようです
道間違えをすると、色々思いがけない発見もあっていいものです(と、ポジティブシンキング)
狛犬はちょっと高めの設置のため、見上げるような感じになりました
台座の「日露戦役紀念」が歴史を感じます
拝殿は、何だか賑やかな装飾が施されていて
地元に愛されているのが伝わってきます
古宮神社本殿もこれまた重要文化財
じっくり見たいところですが、これまた遠くから眺めるだけになりました
国道脇を歩いていくと、左手に大変目立つ山が見えています
これが、三上山:通称「近江富士」のようです
松茸山とも呼ばれているようで、この時期は入山料が必要となるとのこと
御上神社の手前には、このような場所もあります
悠紀斎田(ゆうきさいでん):大嘗祭のために耕作・献上する斎田
昭和天皇即位の大嘗祭にて、こちらが悠紀田に選ばれたとのこと
これと同じ地図が、駅の下にあったのですが、降り口が逆だったとは気がつきませんでした
行事神社も同じような場所にありますし・・・
お昼過ぎになってしまいましたので、お祭りも終わってしまったようですが
思っていた賑々しいものとは違ったようです
誰も居ませんし・・・
入口の立派な楼門は、室町時代(1365年)建立のもの
冷水で清めてから本堂に向かいます
お祭りをやっていたのか心配になりましたが
このような幟もありましたので、行われたのは確かのようです・・・寝坊しなければ・・・
こちらは、拝殿
中には、ずいき(芋茎)作られたお神輿がありました
紅葉やアヤメで飾られています
こちらが本殿:国宝です
鎌倉時代後期:1300年頃建立、神社・仏堂・御殿の3様式が合成された御上造とよばれる建築様式です
シンプルながらも色々な要素を兼ね備えた、見惚れてしまう本殿です
摂社:三宮神社本殿
こちらもなかなかいいですね
摂社:若宮神社本殿
ノンビリした神社歩きも楽しいものです
・・・重文の木造狛犬も楽しみだったのですが、公開されていないようでした。
<おまけ>
野洲といえば、来来亭の本店がありますね
関東も神奈川方面を中心に店舗が増えていますので、ありがたみは薄れておりますが
ちょうど駅と御上神社の間にありますので、散歩ついでに行かれてみてはいかがですか?
読むだけで終わるはずが、御上神社と聞いては終われません。
三上山とセットで狙い続けて何年経つやら。これは絶対行かなくちゃと、決意も新たに・・・なってるんだろうか? ^_^;
そうそう、ここからそう遠くない、竜王町にある苗村神社もお勧めですよ~。