飼い猫の遠吠え

とにかく気持ちは前向きに寝る間を惜しんでほふく前進・・・

2011年夏九州(その6):2日目 宗像大社(中津宮)

2012-04-14 19:19:16 | 長旅なたしなみ

2011年8月15日(月) 午後


神宝館で多くの知識を得たのですが、沖津宮へは行くことは出来ませんが、中津宮は、離島とはいえ、思ったよりも近いことが判明しました。調べてみるとフェリー乗り場のある、神湊(こうのみなと)へは、ここから車で15分もかからないとのことなので、フェリー便の折り合いがつくのであれば行ってみようと決めたのでした。

途中某ワンダーランドな神社に立ち寄ったりもしたため、フェリーターミナルに着いたのは、午後も半ばを過ぎたあたり。こうなると船便はあっても、帰ってくる便がなくなってしまうかと心配しましたが、この日は、お盆のため夏祭りを行っていることもあって、戻りの便も増便されているとのことで一安心。




こちらが神湊港フェリーターミナル
近くに駐車場もありましたので、今回は車はそちらに置いていきます



大島行きのフェリー、神湊港と大島を約25分で結びます

乗船料金が驚きの 500円
1日往復7便で1時間40分程度の間隔で出航しています
この日は、お盆ということもあって、帰省の方が多いように感じました



出航してから目指す島が見えていましたので、思ったよりも近いようですね



町並みもあるようでしたので、ちょっと一安心
何も調べずに行くなんてのは、毎度の事ながらスリリングです



フェリー乗り場に到着です



同乗の皆さんは、お迎えの車が来ていたり、自分の車に乗っていったりとすぐに皆さんバラバラとお出掛けされていましたが、自分は、地図を見たり港の周りをウロウロしたりと目的地を探します。観光名所ということもあって、有り難いことに直ぐに中津宮への看板が見つかり、フェリー乗り場からも見える位、思ったよりも近いことが判明(400m位?)。そちらに向かって歩きます。



こちらは蛭子神社・須賀宮などの入口
後ろが少し崩れてしまったような感じに見えましたが、木を切った跡のようですね



宗像神社中津宮にやってきました
見た感じ、それほど大きな場所には思えません



髭や眉毛があると、何だか猫に見えます



この敷地だけかと思いきや、まだまだ先がありました
階段が奥のほうまで伸びています



川を渡った左手に織女神社があります



この川が天ノ川、その左手に織女神社、左手の先ほどの蛭子神社の上の方に牽牛神社・・・ということは、皆さんご存知の七夕伝説となります。なんでもここは「七夕伝説発祥の地」となっているそうでして、七夕祭りも盛大に行われます。

・・・といっても、「七夕伝説」といえば中国の話ではなかったでしたっけ? という疑問が大いに残りますが、日本にも「棚織津女」(たなばたつめ)の話も昔からありますし、その一つの流れなのかもしれません。


宗像市の大島は七夕伝説発祥の地と云われ、七夕祭は鎌倉時代から行われています。宗像大社中津宮の境内に流れる「天の川」をはさんで牽牛神社・織女神社が祀られ、旧暦の7月7日に近い8月7日に島内にて盛大に七夕祭りが行われます。
<< 筑前大島天の川伝説 >>
昔、唐の国に使えに行った貴公子が、織女を伴って帰国の途中、深い恋仲となったが、 それは果敢ないかりそめの縁で、二人は日本に着いて離ればなれになった。 それから貴公子は織女を想い日々を過ごしたが、ある夜、夢枕で神のお告げを受け、筑前大島の中津宮に来て、 天の川にたらいを浮かべ、水鏡に映る織女との逢瀬を楽しみに、神仕えの身になったという。


と、宗像神社が公式に発表しているのですから、伝承として受け継がれているものなのでしょう。




階段を上っていくと本殿でしょうか



予想以上に立派な境内がこの先にありました



狛犬さんも愛嬌少なめで見守っています



大きさと左右の庇はありませんが、辺津宮の拝殿と同じような形式です



神額には、宗像大社ならではというか、誓約(うけひ)の言葉があります
「奉助天孫而 爲天孫所祭」
(汝三神は宜しく道中に降居まして) 天孫を助け奉りて天孫のために祭られよ



鰹木が複数セットというのも珍しいですが
四角と丸型となっているのなんて・・・不思議



帰りの船まで時間がありそうでしたので、近くをブラブラ
今日は、夏祭りだそうで、夜からは花火大会だそうです



御嶽山も登りたかったですが、さすがに難しそうなので
反対側の海岸にある遙拝所にいってみることにしました
大体2-2.5km程度でしょうか(30分程度)



一般道路が非常に綺麗
フェリー乗り場もでしたが、新しく作られたのでしょうかね



フェリー乗り場の反対側にあるのが、沖津宮遙拝所
沖津宮は、一般人では行くことが出来ませんので、せめて近くからの参拝だけは行っておきたいです



ここに来るまでの間も殆ど人に出会いませんでした
知らない離島で人に会わないのはやはり不安なものです



この先に沖津宮があるのでしょうね・・・天気が良いと見えるそうですが
今日は天気がどんどん悪くなっていっているため見えませんね



鳥居にも拝殿にも「沖津宮」の文字がありました



やっぱり見えませんね・・・



帰りは別の道から戻っていきます
カンス海水浴場は、夕方ということで人が少ないようでした



海水浴場にある夢の小夜島



暗くなってきたと思ったら・・・雨か?!
と思っていたら、スコールのような雨が降ってきたため、走ってフェリー乗り場に逃げ込みます
元々雨予報の一日でしたから、今まで良くもってくれたと思いますよ



そんな中、こんな看板を発見・・・って、ニヤリとしてしまいました
他にも色々な名文句が書かれていて、何ともホッとします



今回は、神社メインでしたので、その他観光地を巡る時間がなくなってしまいましたが、他にも色々なノンビリ出来そうな場所が多々ありますので、ちょっと立ち寄ってみるのもいいかもしれませんね。

沖津宮の現地大祭が5月27日に行われるのですが、いつかあの地に行ってみたいです・・・。

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