前回、「シリウスの道」を読んで、「あれ?もしかして、浅井って、あの浅井?!なんでこんな事をしてるの?」と気になって仕方がなかったので、引っ張り出してきました。
藤原伊織「テロリストのパラソル」(講談社文庫・619円+税)
アル中バーテンダーの島村は、過去を隠し20年以上もひっそりと暮らしてきたが、新宿中央公園の爆弾テロに遭遇してから生活が急転する。ヤクザの浅井、爆発で死んだ昔の恋人の娘・塔子らが次々と店を訪れた。知らぬ間に巻き込まれ犯人を捜すことになった男が見た事実とは……。史上初の乱歩賞&直木賞W受賞作。
江戸川乱歩賞と直木賞のダブル受賞のこの作品。賞の権威や快挙にゃちと弱くて、ハードボイルドに滅法弱いので、ちょっと贔屓目になりますが、いい作品です。
新宿中央公園での爆発事件に、偶然巻き込まれた島村。しかし、死亡者リストには、昔の友人たちが名を連ねるという奇妙な偶然が重なっていたのだった。過去の犯罪から、テロリストの容疑者となってしまった島村は、真相を追うのだが…。
途中で内容を思い出して来てしまったので、驚きのラストとはなりませんでしたが、何度目かの再読でも楽しく一日で一気に読んでしまいました。人物、ストーリー、読ませ方、かっこいいですわ…。「シリウスの道」にも通じる、この現代にはめっきり居なくなった化石のような主役たち。是非とも堪能してください。
藤原伊織「テロリストのパラソル」(講談社文庫・619円+税)
アル中バーテンダーの島村は、過去を隠し20年以上もひっそりと暮らしてきたが、新宿中央公園の爆弾テロに遭遇してから生活が急転する。ヤクザの浅井、爆発で死んだ昔の恋人の娘・塔子らが次々と店を訪れた。知らぬ間に巻き込まれ犯人を捜すことになった男が見た事実とは……。史上初の乱歩賞&直木賞W受賞作。
江戸川乱歩賞と直木賞のダブル受賞のこの作品。賞の権威や快挙にゃちと弱くて、ハードボイルドに滅法弱いので、ちょっと贔屓目になりますが、いい作品です。
新宿中央公園での爆発事件に、偶然巻き込まれた島村。しかし、死亡者リストには、昔の友人たちが名を連ねるという奇妙な偶然が重なっていたのだった。過去の犯罪から、テロリストの容疑者となってしまった島村は、真相を追うのだが…。
途中で内容を思い出して来てしまったので、驚きのラストとはなりませんでしたが、何度目かの再読でも楽しく一日で一気に読んでしまいました。人物、ストーリー、読ませ方、かっこいいですわ…。「シリウスの道」にも通じる、この現代にはめっきり居なくなった化石のような主役たち。是非とも堪能してください。
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