発酵の里こうざき 酒蔵まつり2015
遅ればせながら1年前の記事を先日載せたばかりですが、
今年もその「酒蔵まつり」に行ってきました。
千葉県香取郡神崎町 という千葉で一番小さな町で開催される
鍋店(なべだな)さんと寺田本家さんという2蔵の酒蔵を中心に
沿道の歩行者天国に約200店の露店が並ぶという酒蔵まつり。
年々多くの呑兵衛・・・もとい観光客で賑わっております。
自宅近くの駅から電車を乗り継いで2時間40分・・・遠い・・・下総神崎駅に到着しました
今年も駅には歓迎幕がかかっていました
「そういえば、何故『JR成田駅長』なの?」
という声がそこかしこで聞かれていて自分も疑問でしたが
この駅は、成田駅管理のJR東日本ステーションサービスが業務委託で運営しているためというのがその理由のようです
駅は今年も大混雑
酒蔵まつりですから、車で来る人は少ないですからね
駅前では、酒樽が観光客を出迎えます
仁勇・不動というお酒を造るのが「鍋店」さん
香取・五人娘というお酒を造るのが「寺田本家」さん
今年は、酒樽も「香取」と「五人娘」の二種類になっていました
バスも出ていますが、殆どの方が歩いて会場に向かいます
それにしても、今日は、手袋無しでは手がかじかむ位の寒さになりました
駅から歩いて約15分
ここから宴会会場・・・もとい、お祭り会場の歩行者天国です
今の時間は朝の10時にもかかわらず、すでに歩行者天国からこの大盛況っぷり
去年もよりも人が多いですね
蔵祭り恒例の鍋店人気企画「酒粕詰め放題」と「梅の実詰め放題」
ですが、今年は、梅の実の十分な確保が出来なかったとのことで制限付き
今年は、寺田本家さんから
寺田本家さんのお酒の試飲方式は、頭に番号とお酒の説明を付けた
従業員さんを見つけて、お酒を注いでもらいます
それにしても、人が多いです・・・
番号7:五人娘長期熟成古酒 懐古酒 (13年熟成)
今回販売されていた中では、一番高いお酒ということもあって、試飲も希少です
「飲んだなら、是非買って下さいよ~」という従業員さんの発言が笑いを誘います
こちらがその古酒、色合いも流石古酒といったところ
どぶろく・酒蔵見学もなんだか凄い行列になっています
空を見ると、パラモーターが鯉のぼりを牽引していました
まだ季節は早いですよね
どぶろくは、1杯 100円から・・・あれ? コップが小さくなっていません?
容器持参で並んでいる人からも、昨年からのサイズ変化に驚きの声が聞かれました
こちらが2015年の時のコップ
去年と比べると、その違いがよくわかります
参加者がかなり多くなっていますので、皆さんに飲んでもらうためには、致し方無いことなのでしょう
容器を用意して下さいと事前連絡がありましたから、あちらはお試し用ということでしょうかね
コップ持参の方には、このような大盤振る舞いなサービス
このひしゃくで一杯 100円です
そして自分は・・・欲張って魔法瓶を持参してしまいました・・・
いや、他に無かっただけですって・・・
8分目でお願いしたものの 7杯も入ってしまいました(700円)
もう常に飲んでいられる程の大盤振る舞い・・・流石に多いですが嬉しいです
コーヒー店のタンブラー程度の大きさが、気軽に飲み歩きも出来て便利と思いました
酒蔵裏の発酵BARでは、寺田本家んさんのお酒が安価に楽しめます
前回は、お酒を飲むことばかりをメインとしてしまったため
あまり店舗を見て回れなかったのですが、今回は、色々と見て回ってみます
こちらは、世界のくさうま発酵食品展
くさや、臭豆腐、シュールストレミングなど
世界の名だたる発酵食品・・・しかも臭いもの大集合
怖いもの見たさで、臭いをかいで見た所・・・噂通りの臭いに大後悔
川沿いでは、オミザイル
ここからは、気になる店舗をご紹介
「もりや食堂」の酒粕プリン
100円という安価な価格設定ながら、丁寧な作りのプリンが美味しかったです
「鹿嶋パラダイス」の鹿嶋地ビール
日本酒の飲み過ぎの舌には、ビールが良いアクセントになりました
「おいしい村」の発酵鯛焼き(甘酒デーツあん)
卵・乳製品・砂糖を使っていないながら、甘い鯛焼きになるとは不思議です
ホットプレートのため、火力不足が否めないのが残念
射的というのも懐かしいですね
「チーサ」のフルーツ酵母を使った塩バターロール
どぶろくにぴったりです
「神崎町商工会青年部」の塩麹やきとり
柔らかい焼き鳥に塩麹味がマッチしていました
「日東寺古民家」の酒粕入りのっぺい汁
具沢山でおいしく、しかも100円という価格に大満足
神社だけでは、立ち寄る人は少ないですが
「なんじゃもんじゃの木」があることで惹かれて行ってみようと思う人が多かったようです
うーむ、やはりここの狛犬は格好いいですね
階段を上がったところには、少し欠けてしまった狛犬もお待ちかね
こちらが「なんじゃもんじゃの木」
名前だけでは全く想像できていませんが、思った以上に大きいです
神社の正門はこちらのようです
急な階段が酔っ払いを拒むかの如くそびえます
そして、もう一つのメイン会場「鍋店」さんに到着
既にお昼を過ぎてしまいましたが、まだまだ大賑わいの様子
試飲会場は、大体30分待ちの状態
パンフレットと試飲コップを持って列に並びます
朝から雨が降りそうで降らない状態で踏ん張っていたこともあり
試飲の列にはテントが掛けられておりました、ありがとうございます
参加者が増えたためか、今年は、片側がセルフ方式に変更されておりました
そしてようやく会場入り、さぁ、飲むぞー
こちらがワンプッシュ式、押すと適量が出る親切設計です
従業員の方は、大変とは思いますが
やはり、人から注いでもらいたいと思ってしまいますね
ワンプッシュ式の課題は、強く押すと、コップから溢れるほどに勢いよく出てしまうこと
皆さん慣れないためか、結構下にこぼれてしまっていました
ああっ、布巾絞って飲んでもいいですか・・・
今回、鍋店さんを後半の訪問にした結果
700本限定「吊るししぼりしぼりたて純米吟醸生原酒」が売り切れていました
今度来るときには、対策を考えないとですね
食事とお酒が楽しめる広場は、お昼時ということもあって大賑わい
100円で日本酒が飲める不動BAR
今年はカクテルはありませんでした
裏手の会場にあるのは鍋屋BAR
樽酒、吟醸にごり、熱燗など、試飲では味わえないお酒を200円でご提供
某テレビで紹介されたためか、カレーうどんは売り切れです
こちらの酒蔵見学は待ち時間なしで入れます
前の仕込みとは、3日間の違いとのこと
それだけでこれだけ発酵が進むのですね
見学の最後に「機械式」と「吊るし搾り」で絞ったお酒の試飲が出来ました
結果を見て、自分のバカ舌に愕然
滞在4時間、飲みっぱなしの楽しい一日となりました
どぶろく飲みながら帰りましょう・・・え
例年参加者も規模も増えているためか、お祭りの中身も変わっていっているようです。
どぶろくの件もありましたが、やはり事前の情報収集は大事ですね。
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