昨年の北陸新幹線開業時にもありましたが、
新しく始まるものがあれば、それに伴い終わっていくものがあるわけです。
どうも既に自分も新しいものよりも、古いものを懐かしむような、
懐古趣味の方向に向かってしまっているようですが、世間的にも
北海道新幹線を喜ぶよりは、それに伴う列車の廃止を悲しむ声の方が
大きいように思えます。
今回は、青函トンネルを新幹線が利用することに伴い、そこを利用していた
列車が概ね廃止となるようです(鉄道は、あまり詳しくないので・・・)。
現行の青函トンネル間をメインで活躍している「特急スーパー白鳥」、
最後の485系特急となっていた「特急白鳥」、最後の深夜急行となった「急行はまなす」、
特別列車ではなく、普段利用の列車が終わるというのは、寂しいものがあります。
「白鳥」や「スーパー白鳥」に関しては、便数も多いため競争はありませんが、
「はまなす」のB寝台やカーペットカー/ドリームカーは、元々人気でしたので、
廃止決定からは、瞬殺の勢いだったようでして入手はなかなか大変なようです。
北海道新幹線で盛り上がる北海道と青森県
とはいえ、今まで通り、新青森・青森から特急で函館に直接行けた方が
楽な気がすると思ってしまいます
スーパー白鳥がメインの為、白鳥の便がなかなかありません
特急白鳥93号(8:03)は、東京始発で間に合わないとなると、次は、特急白鳥17号(14:51)
ただ、これに乗ると函館に着いた時点でほぼ一日が終わってしまうという使い辛さ
車内のパンフレットには、最終便の案内がありました
木古内駅は、新幹線の駅が併設
函館駅に到着
スーパー白鳥は、こちら
あらためて見ると、結構外観はオシャレなんですよね
これも見納めです
そして、急行はまなす
今回は、札幌駅からの乗車です(出発 22:00)
よく見るとあちこちに傷があるのが分かるのですが、歴戦のツワモノの風格を感じます
土曜日ということもあって、撮影の人がひっきりなしです
急行に乗るんですから、もちろん自由席に決まってるじゃありませんか
寝台・指定が取れなかった訳じゃないですよ
まさか一般指定の座席が、自由席と同じだとは思わなかっだたなんて・・・いやいや
自由席の座席は、このようなもので、ちゃんとリクライニング(一段階)します
凄い人気になっていると聞いて、大丈夫かとビクビクしていましたが
自由席は、3月になっても、休日であってもまだ大丈夫なよう
1人2席が確保が出来ていたので、50%程度でしょうか
3時前に函館駅到着、ここで1時間停車
何してようかと思っていましたが、色々と見て回っていたら意外に時間が経つのが早かったです
夜明け前というのに、駅に着いたとたんに多くの人がカメラ片手に下車していました、凄い
新たな機関車と連結
蟹田駅あたりで外も明るくなってきました
そういえば、自由席は、函館乗車の人が結構多くいらっしゃって
乗車率80%位になっていました
四席を確保して寝ていた人は、大ヒンシュクな視線を浴びていました
6時過ぎに青森駅到着 (約 8時間10分程度)
切り離しの作業に多くの人が集まります
夜なので写真が撮り辛かったので、この時間が一番きちんと撮れていました
皆さん別れを惜しむかのように、色々な痕跡を写真に収めておりました
青森駅に設置のメッセージボード
ありがとうなどのコメントの中、地元民の「不便になって困る」「そうだそうだ」というコメントも結構見られました
乗り納めということで、計画されている方も多くいらっしゃるかと思いますが、
3月20日(日)、21日(祝)は全席指定となっていますので、3月12日(土)・13日(日)・19日(土)が
勤め人の自由席ラストチャンス。頑張ってください。
< おまけ >
津軽鉄道 ストーブ列車の機関車をやっと見られました
アナウンスされていないので、もう動いていないのかと思っていましたが
概ね午後出発のストーブ列車では、ほぼ稼働しているとのことでした
やっぱり紺色がかっこいいですね。
紺色の客車は、列車旅な感じがして良いですよね。
これで、定期便の運行が無くなってしまいますから、
これからは、臨時便でしかお目にかかれなくなるのは、やはり寂しいです。
今週末の三連休でラストですが、さすがに大混雑でしょうね。