飼い猫の遠吠え

とにかく気持ちは前向きに寝る間を惜しんでほふく前進・・・

甲仁田山:あなたの知らない世界

2006-02-08 01:36:52 | 山登りのたしなみ
書く時間がとれずにおりました。いかんです。( ´Д⊂ヽ
しかし、行く度に疲れが増しているように感じるのは、やっぱり久しぶりだからでしょうか?それとも歳とったからでしょうか?

さておき、今回の山行は、甲仁田山

…ってどこ? (゜Д゜) ハァ?
と思われた方々、当然です。自分も行くまで知りませんでしたから。
何でこんな山に行くことになったのか? それは、こんな事がはじまりでした。

甲仁田山



(回想)
今回の山行は、色々ありまして奥武蔵になりました。今回の最初のポイントでもある二子山は、自分も以前に行った事がありましたが、あの時は、大雪が降った後だったので、全く違う初めての山のように感じておりました。

意外に苦労も少なく、無事に二子山山頂に至り、武甲山のピラミダルな姿に感動。以前も座って食事をしたスポットに陣取り、しばし景色に見とれるのでありました。


今日はいい天気です。武甲山が綺麗に見えます
武甲山を見るならやっぱりここですね


しかし、ご存知の通り、今日は、とにかく凄いとしか形容出来ない程の突風でした。雪山に慣れ親しんでいた方ならともかく、家で惰眠をむさぼっていた自分にとっては、長時間耐えられるものではありません。

景色がいい=風通しもいい=そりゃ寒い (((( ;゜Д゜)))

ということで、寒さに震える身体を隠すべく、避難場所を探して、きょろきょろしていたところ・・・見晴らしの良さそうな所を発見。しかも、林の向こうで風も少なく、日だまりもあるという好条件。


ここが景色も良くて、風も来ないというベストスポット
武甲山が眼前に広がる木のベンチ(?)の反対側です


そそくさと移動していきました。そこは、なんとも絶景!


ここも武甲山が一望できます
先ほどの場所よりも開放的ですね


以前、見つけられなかったのが、残念なくらいの好条件です。先約の方が居て、音楽を奏でていらっしゃったので、演奏を聴きながら休憩です。ほのぼの。


かいねこザック記念撮影



ゆっくり休憩もして気力十分。そろそろ、次の目的地を目指して進むことにします。周りを見渡してみると、一本しか道はありません。当然そちらを選択。



うぉっ!Σ(;´△`)
なんだかちょっと危険な香り・・・



木々をかきわけ進みます。…と、意外に難コースの様相を呈してきました。油断すると尾根から下に落っこちてしまいそう。まぁ、でも道としては、ちゃんとありますから大丈夫でしょう。なんて思いながら、進んでいると・・・


うぉぉっ!Σヽ(゜Д゜; )ノ
(上から見た写真です)これ下りるんだよね・・・



うぉぉっ!Σヽ(゜Д゜; )ノ
(下から見た写真です)なんか違う気がしてきた・・・


(写真が下手ですいません)な、なんと1mの岩が待ち受けておりました。おいおい、これ初心者の人が行けるのか? 確かここは初心者コースだったよな? なんて思いつつ下りていくと、その後はなだらかな広い尾根道になっておりました。またまた、ちょっと安心。

・・・ただ、この時点で、8割は間違った道を進んでると認識してましたから。
・・・あってたらいいなぁ位で考えていましたから。



だって、前方のアンテナ塔に向かっている事が明白なんですもん。
今回のコースにこんな塔ないですもん( ´Д⊂ヽ



地図をみると、南に進んでいるはずが東に進路をとっている様子。
このまま進むと、



そうそう道路が見えてきますよね ヽ(´▽`)ノヤパーリ
…って、おい。(゜Д゜;)


標識もなにもない、ただの道路のわき道といった所に出てしまいました。完全に巧妙な罠・ミスリードに従って歩いてしまったようです。しかも、低山の場合、獣道や廃道では無く、一般的に使われているルートなので間違えてもなかなか気付きにくいですね。

大体、自分が難儀する道が、初心者コースという時点で分かれって気はしますけど…

「わかっちゃいるけど、やめられない」(=-ω-)ノ


今回は、確信犯的な マゾの血が疼いて 所もあったので自業自得ですが、戻る勇気(元気)を持ちたいものです。今回一番の反省です。(´・ω・`)

しかし、道を間違えると、
どうしてこうも、疲れが倍加し、やる気が減退するんでしょうかね?



この道が間違っていると言われても・・・なかなかねぇ・・・



ま、折角ここまで来てしまったので、道路の上の塔のところまで登ってみることにします。多分、金網に阻まれて入口までだろうなぁと思いつつ、舗装道路をうねうねと登ります。



ここが先ほどからずっと見えていた塔の入り口
「芦ヶ久保無線中継所」と書かれています



ここで終わりかと思ったら、隣りに階段を発見
バカと何とかは高い所が好き 当然登ります



登りきると広場となっておりました
何の目的でここがあるのかはよく分かりませんが・・・


ここが甲仁田山の山頂のようです。山頂があっただけでもちょっと驚きでした。おそらく登山で訪れる人などほとんどいないと思われる場所ですから、

自分だけがみつけた特別な場所

のような気持ちがこみ上げてきて、ちょっと嬉しくなってしまいました。あぁ~、来てよかったなぁ・・・なんて思ってみたり

えっ!! そんなの後付けの言い訳だって?

ハイ・・・。 _| ̄|○


みなさんもくれぐれも道迷いにはご注意ください。

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6 コメント

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秘密の場所 (sanae)
2006-02-08 09:42:51
どこかな~と捜してみました。

1/50,000じゃちょっと分かりにくいルートですね。

地図にはわざわざ載せていないような道のようで・・。

道迷いの宝庫?へ踏み入って、かいねこさんの秘密の場所を見つけたって感じでしょうか♪

時間に余裕があって、お天気も良ければ嬉しいですよね。

奥武蔵、こちらからはどうも足が向きにくいエリアです。それほど遠くはないんですけどね・・(^-^;

これからもかいねこさんのレポートで楽しませていただきま~す
返信する
そんな星の下紀行 (かむかむわんわん)
2006-02-08 11:11:46
楽しませていただきました!

なにより良いのはですね。

そんな星の下運命を、ひらきなおって、もとい、やけくそで、もといもとい!、、心広~く受け入れている、かいねこさんの人生に対するスタンスぶりですよ。ジーザス。



ごめん。いつもながら、持ち上げてるんだか、蹴落としてるんだか、よくわかんないコメントで~(笑)





それにしても、まるで地図に弱い自分が、もしも同じ目にあったら、、、そう思うと、ちょいとマジになって手に汗握ってしまう部分もありました。

無事にご帰還、なによりです!
返信する
ひさびさに (ビスタ~リ)
2006-02-08 23:46:52
かいねこ節全開!

ところで山頂でジ・エンドになっていますが

こうしてブログ更新されているということは

下山できたのですね?ヨカッタヨカッタ。

返信する
私の知らない世界 (まろん)
2006-02-09 00:26:44
久しぶりの山歩き、お疲れさまでした。武甲山の形から丸山あたりかなーって

思っていましたが二子山&甲仁田山(何じゃ?)でしたか。

二子山はまだ行ったことないので かいねこさんの道迷いを参考に探検してもいいかなって思ってます。ところで甲仁田山から駅(車)に戻るルートは?
返信する
実は序章です・・・ (かいねこ)
2006-02-09 02:10:23
ゴメンなさい。先に道迷いの話をsanaeさんの所で見ていたので、ここだけ抜粋して書いてしまいました。本編(駄文)は、別に書いておりますので、お暇でしたらそちらもご覧下さい。



>sanaeさん

地図には無い道ですね。二子山の横にちょこっとある山ですから、山名を見つけるのは簡単ですね。皆様も是非探してみてください。やはり低山ですと、林道や生活道路と意外に脇道が多いので、要注意ですね。

すでに、sanaeさんレベルですと、奥武蔵は物足りないかもしれませんが、お越しくださいよ。





>かむかむわんわんさん

慰めていただき有難き幸せ!! 基本が何とかなるでしょ・・・なので、あんまり深く気にしませんね。地図持っていたのですが、どうしても地図より道なりを優先してしまう傾向がありますね。無事に帰還はしておりますが、ここで話は終わりませんから(笑)。もう少々お付き合いください。





>ビスタ~リさん

皆さんが雪山にせっせと向かっている最中、自分は、「今行かんでもいいだろう的登山」を楽しんでおります。スノーシューさえあれば自分だって・・・(涙)。そうそう、山頂で終わっておりますが、実は、その後は、当然続くわけなんですよ。

かいねこ節?って、そんな「節」ってつくようなところには至っていませんから。あ、最初、かつお節に見えました(爆)。





>まろんさん

おっ!奥武蔵通ですね(笑)。

確かに、丸山の展望台からも似たように見えますね。もうちょっと遠めで削れた部分が正面に見えますかね。最初丸山も候補にありましたが、「車でいける所に登るのは納得いかん!」と却下しちゃいました。二子山の先は、まだまだ続きますので、行かれていないようでしたらご参考にしていただければと思います(道迷いは参考にしないで下さいね)。二子山だけの周遊コース(3時間程度)が比較的楽ですから、新緑の頃にでも。

甲仁田山からは、来た道を戻るか、道路を下りて二子山入口バス停か正丸峠に出るといったルートが考えられます。そんなに距離はありませんので、戻った方が楽ですね。
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甲仁田山 (FT)
2008-12-13 19:18:42
はじめまして、本日、二子山の周遊コースを歩いてきました。甲仁田山の存在は知ってましたが、かいねこさんの画像の岩場(崖)から左へ行く薄い踏跡を確認できましたが、その道から行けるのでしょうか?今日は二子山の山頂付近は天気が悪く、霧で武甲山が見れませんでした。天気が良くないので甲仁田山に行かずに下山しましたが、私はマイナーな山が気になる人間なので、今度、挑戦したいと思います。
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