国内で誰でも手軽に観察可能な埋没林スポットの紹介コーナーのようになっておりますが、今回もその一つ、長野県飯田市にあります「遠山川河床埋没林」に行ってまいりました。
こちらは、西暦715年(714年)に発生した遠山地震により埋没したとされる比較的新しい埋没林でして、現在も発見されたそのままの状態でオブジェのように川沿いに立っているとのことでした。
中央構造線を辿る旅の終わりは、その影響を受けた地震の影響で残されることとなった埋没林探しとなりました。
河原まで車で入ることが出来るようでしたが
ちょっと怖かったので解説看板のところに駐車して徒歩でやってきました
巾着のような形をしたこの川沿いに、埋没林があるとのことですが・・・
こちら側にもあるように解説図にありましたが、橋の奥側を歩いて行けるスペースが無いため断念
反対側を歩いてくと、河原に突き立つ枯れ木が見えてきました
こちらがその埋没林
普通の枯れ木にも見えますが
1300年前に枯れた木がそのまま残っているということですから驚きです
なかなかな大きさです
こちらが写真などにも掲載されている最大サイズの埋没林
4本の埋没林があるということで、最後の1本がこちら
他の木々にも見られますが
大雨の影響により川幅がここまで広まって、流された木々が絡みついた状態のようです
岸の向かい側にも2本あると書かれておりましたが
いくら目を凝らしても、どこにも見当たらず・・・
右側の埋没林もですが、恐らく自然の影響により、削られてしまった様子
こちらもいつまで残っていられるか分からないことを考えると
ご覧になりたい方は、早めに行った方がよさそうです
そこから車で数分先にある「南信濃地域交流センター」でも埋没林が解説付きで展示中
年代の測定法や埋没林についての詳細説明もありますので
行く前の基礎学習としてもおススメです
遠山川河床埋没林
場所:長野県飯田市南信濃木沢
おススメ:☆☆☆
興味のある人にしか全く響かないスポットのため、おススメ度としては、低めの設定となるのは致し方なしです。ただ、ここをターゲットにする人であれば、「中央構造線」に興味を持たない訳が無いと思いますので、そちらとのセットで訪問頂くには、良い場所であると思いますよ。
<今まで紹介の埋没林スポット>
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます