本屋が無い

スマホの記事を見ていたところ、おすすめ記事に「山と溪谷 2023年 12月号」の内容が書かれておりました。


全国駅からハイキング100


ここ数年、旅行も登山も鉄道移動がメインとなっていることもあって、大変興味を惹かれる記事見出しではありませんか。
山もご無沙汰になっていますし、明日は良い天気で12月とは思えないほどに暖かいようですから、それを見ながら登山先でも考えようかと列車の移動中に思ったわけです。移動途中の乗換駅、上野駅改札内にある大型書籍店「BOOK COMPASS」に向かったのですが、いつもの本屋のある場所には、本とは関係のない化粧品のようなラインアップ、そして店舗の上には、AINZ&TULPEなるお洒落なロゴが飾られているではありませんか。多くの人が集まって、新規オープンの準備をしている模様です。


・・・あ、本屋、閉店した？


乗り換えの空き時間に立ち寄ったため、あまり多くの時間を取ることが出来なかったので、がっかりした気分でそこを後にしたのでした。

乗り換えの列車に乗り込み、まぁ、帰り途中のどこかで買えばよいだろうと思って・・・思って・・・あれ？　考えてみたら、本屋が無いではありませんか。自分の生活圏には、(大宮駅まで出れば別ですが) 駅ナカという気の利いたものもありませんし、駅の周辺も十年以上前に閉店になってから本屋など見たことがありません。そういえば、主要駅のエキナカか、デパートや複合商業施設でしか、お目にかかる機会も無くなっていたのですね。

少し前までは、「本を読むならやっぱり紙面でないと」とうそぶいていた自分ですが、今ではすっかり電子書籍に適合してしまっています。この利便性を知ってしまうと致し方ないところかと思う次第ですが、文章を読むのはともかく、雑誌やガイドなどは、小さい画面でちまちま見るには、厳しいものがあるので、紙面が良いと思っています。ただ、思い立ったところでネット経由で注文しなければならないというのは、読みたいという気持ちのままで向き合えなくなりますし、今回のようにすぐに欲しいときに手に入らないのも残念ではあります。

そういえば、上野駅改札内の「BOOK COMPASS」ですが、規模は小さくなったようですが、場所を移動して営業中であることを後で知りました。品川駅も無くなったこともあって、いつもの場所に無かったので、閉店したと思い込んでおりましたが、エキュート全体のリニューアル中だった模様。
車をそこそこ走らせれば、何とか本屋は見つけられる環境にありますので、まだましな方かもしれませんが、「宮脇書店」や「くまざわ書店」の有難みを今更に感じた出来事でした。都合の良いときだけではなく、ちゃんとご近所さんで買っていきたいと思いますので、これからも頑張って欲しいです。

こちらは、当然新書版で買いました