彩人~irodori_bito~ の ひとりごと

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子どものいじめ問題について聞いてきました

2015-03-05 15:36:48 | 私の学び 講演会・セミナー・本
昨日は、「いじめ問題から見える子どもの姿」講演会を聞いてきました。
講師は、愛知県臨床心理士会常任理事 久利恭士先生。

とっても具体的にわかりやすく、現状、原因(子ども、親、教員、環境、それぞれの視点から)、理解、対応の仕方をお話くださいました。


最近のイジメは見えにくい。
とても根が深いと感じます。

その全ての根底にあるのが「愛着」。

この関係が母子でしっかりと築けていないと、

対人関係がうまくできない、
我慢ができない、
こころのつながりを認識できない

という問題が現れてきます。

いつでも自分は守られている、受け入れてくれる人がいる、
という『安心感』が育たないためです。

いじめにあう子は、自己肯定感の低さ
いじめる子は、自己コントロールの困難さ

という愛着不足の弊害が原因。


ただ、手をかけなさ過ぎてもダメだけど、かけ過ぎてもダメ。

べったりとくっついてれば愛着が育つわけではなく、それは『過保護』。

過保護は、依存を生みます。
=親が子に依存をしているとも言える。

過保護は、子どもに失敗をさせないように育てるので、肥大化した自我(経験に裏打ちされたプライドではない)で万能感を持っちゃってる。
ゆえに、自己コントロールが効かなくなる。

子どもには“転ぶ経験”をさせてあげることが必要です。
痛さを知ることも必要なんです。
そこから学んでいくのよね。


いざという時に助けを求められる関係を保つために、
普段からの親子の会話がとても大切。

1日に10分でもいいから時間をとってあげる。

特に感情面のやり取りをしてください。

決して一方的に決めつけず、何度同じことを言おうと(←これは大切なプロセスなので)聞いてあげてください。

忙しくて時間がない、というのは理由にはなりません。

何か気になることがあれば、スクールカウンセラーさんに気軽に相談していいそうです。(要予約)

一人で抱え込むのはNG!
一人で悩んでもいいことは何もありませんから。

相談するところはたくさんあります。

私も聞きますよ~😊


そして、対応の仕方

信頼することと鵜呑みにすることは別問題です。

鵜呑みして即行動に移すと子どもを追いつめる結果になりかねません。

しっかり話を聞きましょう!
冷静に思い返すことで本人の気づきにもなります。


とっても内容盛りだくさんでした。

昨日聞きに来た人だけでなく、多くの人に知ってほしいと主催者の方がいってました。

だからちょっとだけ資料を余分に貰ってきて、昨日Facebookでもシェアしました。

みんなで手を差しのべて、大切な子どもたちを社会全体で守りましょ♡

具体的な声のかけ方など知りたい方はコメント、メールでどうぞ😊
y_color-fantasy@i.softbank.jp

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