石橋海中案内☆ガイドマンのLog

神奈川県小田原市のダイビングポイント石橋で日々潜り続けているガイドのブログです。

石橋最新生物事情2022/04/10[w/map]

2022-04-11 23:03:24 | ダイビング
みなさん、こんにちは。

[海況]

透明度  2〜5m
水温  15〜16℃

どうしたものか?!
海は穏やかな日が続きますが、潮の具合がどうにも。
特に中層(−3〜5m)で茶色く濁ります。明らかに潮の層が見られます。
さりとて水底まで降りても視界は5m前後。辛うじて見える程度。
なかなかシビアな状況です。



[生物情報]

さてそんな中、生物の塩梅は…

なんとイルカさん、まだ居てくれているようです。
目撃例がここ連日報告されています。
おそらく同じ個体と思われます。
一番最初に出逢った3/31(衝撃の出逢い!!)以来1週間以上が経ちます。このまま暫く居着いてくれると嬉しいのですが…どうなることやら。
小田原で“奇跡”の体験をご希望の方はお早めに!!なんてね(笑)―必ず出会えると言い切れないのがなんとも口惜しいところです。

因みに仔猫ちゃんも復活☆
はからずも沖のロープ沿いで遭遇。
スイートジェリーとコノハガニさんを探すのに没頭していたら、肘に軽い衝撃?…違和感? なんとビックリ。仔猫ちゃんの頭がそこに。何やらお休みのところをお邪魔したようで…。
ただ、驚いていたのは寧ろコチラだけで、あちらさんは逃げるわけでもなく、はたまた睥睨する風でもなく、平然と僕の腕に寄り添っておりましたーイヤッ カワイイッ☆キュン!ダヨ。
そんな出逢いもあります。

そんなこんなで生物、纏めておきます。



魚系
ネコザメ(再会/チビ/20㌢程)、ベニカエルアンコウ(白)、アライソコケギンポ(多)、コケギンポ、イソギンポ、ヒラメ、ホウボウ、ダイナンウミヘビ、ネンブツダイの群れ、イサキの群れ、アカオビハナダイ(♀増)、クマノミ、ミノカサゴなど
◆ここに来て仔猫ちゃんとの再会は有難や☆そして今回のアライソちゃん達、どうしたことか?!穴からの過剰な程の威嚇―皆、荒ぶっておりましたw☆


甲殻系
アカホシカクレエビ(×2)、コノハガニ(♂♀)、イソバナカクレエビ、カザリイソギンチャクエビ、コマチコシオリエビ、ナガレモエビ、アカシマシラヒゲエビ、オトヒメエビ(チビ)など
◆コノハガニさんが小さくて色も鮮やか。今が旬☆


ウミウシ
スイートジェリーミドリガイ(チビ増)、コモンウミウシ、シロウミウシ、アオウミウシ、ミヤコウミウシ
◆一気に増えるスイートジェリー。中には色合いがとても綺麗な子もいて、こちらも今旬☆


ウミウサギ
トラフケボリ(ペア×1,単×1)、ベニキヌヅツミ、コボレバケボリ、アヤメケボリ。トガリアヤメケボリ
◆産卵期。卵塊が目立ちます☆


その他
バンドウイルカ(ペア/神出鬼没)、ボウシュウボラ(産卵)、ミガキボラ(産卵)
◆一応、海豚さんはその他になるので…w☆


[90点:今回僕自身のイルカとの再会は叶わず、加点は控えめw ただ仔猫との邂逅は高ポイントということで…☆]


否が応でも期待してしまうイルカとの2回目のコンタクト―たぶん不意に訪れた1回目(人生初&無論石橋初)のそれとはまた違った感慨が湧くのでしょうね。
ただ、それはそれで僕自身の“マクロ”への集中力が削がれるという厄介で困った事案と成りうるのですが…ww贅沢な悩みです。
(因みにこれまでの3回[3/31,4/9,4/10]全て、お昼前後に起きています。いやぁ、これは偶然なのかそれとも…)


それはそうと…台風1号。
なんとこの時期としては珍しく矛先が早くもこちらに。そしてそれはまたしても週末。いやはやです。
果たして海への影響も気になります。



なおきxoxo
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

石橋最新生物事情2022/04/08[w/map]

2022-04-08 16:58:48 | ダイビング
みなさん、こんにちは。

[海況]

透明度   7〜8m
水温   15〜16℃

透明度に多少の回復傾向あり☆
水中も静かで、まずまずな仕上がりです。


[生物情報]

久しぶりに連日穏やかな海を潜れているような気がします。

さて、生物はと…


魚系
ベニカエルアンコウ(赤)、クロイトハゼ(チビ/ペア/新規)、アミメハギ、ミノカサゴ(yg)、クマノミ、アライソコケギンポ、コケギンポ、クマノミ、オキゴンベ(チビ)、ヒラメ、ホウボウ、ネンブツダイの群れ、イサキの群れなど
◆クロイトのチビちゃん達が孵化したようです。カサゴ達に食べられないように!!☆


甲殻類
アカホシカクレエビ(×2)、イソギンチャクモエビ、カザリイソギンチャクエビ、イソバナカクレエビ、コマチコシオリエビ、ナガレモエビ、アカシマシラヒゲエビ(ペア)など
◆アカホシの息が此処まで長いとは…有難い☆


ウミウシ
スイートジェリーミドリガイ(チビ増)、コモンウミウシ、ミヤコウミウシ、シロウミウシ、アオウミウシなど
◆スイートジェリーが一気に増ええきました。時折とんでもなく綺麗な個体に出会えるのが、ちょっと楽しみ☆


ウミウサギ
トラフケボリ(ペア)、コボレバケボリ、ベニキヌヅツミ、アヤメケボリ、トガリアヤメケボリ
◆先日の時化で飛ばされたでしょうか?今後の盛り返しに希望を託すのみです☆


その他
ボウシュウボラ(産卵)、ミガキボラ(産卵)
◆なんだかんだで地味に盛り上がっています(笑)☆


[なかなか厳しい点数にしてしまいましたが、ここは踏ん張りどころということで☆]


水温がまだ15℃なのが影響していますかね?!
魚影はだいぶ濃くなって中層では随分賑わいだしていますが、着底性の生物達に今ひとつ勢いが見られません。

取り敢えず今は“待てば海路のなんとやら”で、機が熟すまで耐え忍ぶばかりです。

とは言え、微かな変化に反応出来るアンテナと瞬発力は、無論確りと備えておきます。



なおきxoxo
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

石橋最新生物事情2022/03/31[w/map]

2022-04-02 09:20:03 | ダイビング
みなさん、こんにちは。

[海況]※3/31時点

透明度   5m前後
水温   15〜16℃

どうでしょう。
思いのほか良かった、とも言えるし、「こんなものか」とも…
取り敢えず見えてはいますw


[生物情報]

久闊を叙する。
と、わびながらも、なかなか潜る機会に恵まれず。無論潜らなければ情報も得られず。情報がなければ…。
やつがれの路傍の石(いや、それ未満w)と化した日常を晒すほどの露悪趣味にもあらず。結果久々の更新と相成りました。

が…
その久方ぶりの海中、ダイブ(3本目)で何と奇跡(それこそ人生初の)が起こりました。

まさかまさかのイルカ(おそらくバンドウ/ペア)との遭遇☆
僥倖。感極まれり!!です。
こんな出逢い人生初にして2度はおそらくない。タブン…
いやぁ、ほんとビビった(笑)


取り敢えずそんなこんなで、他にも仔ネコちゃん(20cm位)との邂逅といった久方の吉報もあったのですが、霞んでしまいました。
といったところも踏まえ、羅列です。


魚系
ネコザメ(仔ヌコちゃん)、ベニカエルアンコウ、クマノミ、ミノカサゴ(yg)、アライソコケギンポ、コケギンポ、ヒラメ、イサキの群れ、ネンブツダイの群れ、ミナミハタンポの群れなど


甲殻類
アカホシカクレエビ(×2)、コノハガニ(♂♀)、イソバナカクレエビ、コマチコシオリエビ、チュウコシオリエビ、ナガレモエビ、オトヒメエビ(チビ)など


ウミウシ
スイートジェリーミドリガイ(チビ増)、アオボシミドリガイ、コモンウミウシ、シロウミウシ、アオウミウシ、サラサウミウシ


ウミウサギ
トラフケボリ(ペア×1、単×1)、コボレバケボリ(ペア×1)、ベニキヌヅツミ、トガリアヤメケボリ、アヤメケボリ


その他
バンドウ(おそらく)イルカ


[ならば問おう。何がどうなれば満点なんだと…w]


いやしかし、もう少し透明度があればな、と。
そこが悔やまれます。

南のブイ下と一番岸寄りのアンカー(水深7〜8m)辺りの2箇所で、2つの“鈍色”が北から南へと計2回、高速で目の前(約3m先)を横切って行きました。
その時間 ー 認識してから消え去るまで ー およそ2秒。2回ともアッという間の出来事でした。

因みに大きさは3〜4m位に感じられました。
兎に角大きかった。そう感じました。ガラスを隔てた水族館の水槽で見るよりも全然。一瞬、壁が(寧ろ闇が、帳が)視界を覆ったのかと思えるほどに。不覚にもその得体の知れない気配にたじろぎ身構えもしました。

そして、とてつもなく速かった(笑)
イナダやカンパチの回遊速度も速いと感じることはありますが、その比ではなかった、というのが実感です。
駅のホームを走り抜ける東海道線と新幹線位の体感差です。

今回、イルカとの一瞬ではあっても圧倒的な体験に気もそぞろ。その後“マクロ”に傾倒、没頭することなど到底かなわず。暫くの間腑も魂も抜けた状態でおりました(笑)

そんなこともあるんですね。
すげぇなぁ。海。石橋の海。


長くなりましたが、以上です。
長文お付き合い頂き、ありがとうございました☆


なおきxoxo
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする