石橋海中案内☆ガイドマンのLog

神奈川県小田原市のダイビングポイント石橋で日々潜り続けているガイドのブログです。

石橋最新生物事情2024/03/08[w/ map]

2024-03-08 22:31:32 | ダイビング
みなさん、こんにちは。

週末前情報です。
因みに、今週一週間思いのほか石橋の海は荒れなかったようで、海の中もそれ程大きな変化はありません。
ただ、新たな見処(割と注目すべき=レア?)はあったので、軽く更新しておきます。



[海況]

透明度   7〜10m
水温   15〜16℃

結局、水温は下がって通常通りとなっております。
透明度もそれなりに見えてはいるので、ストレスなく過ごせます。



[生物情報]

やはりウミウシ系が元気ですね。
それではまいります。


魚系
オオモンカエルアンコウ(黄色)、クマノミ、アライソコケギンポ、コケギンポ、ミナミギンポ、アオサハギ()、アカオビハナダイ、ヒラメなど
◆もう少しなんとかならないものか…鋭意捜索はしているが、中々思い通りにはいかない☆


甲殻類
アカホシカクレエビ、クリアクリーナーシュリンプ、イソギンチャクモエビ、イソバナカクレエビ(cvアリ)、ナガレモエビ(増)、コノハガニ(♂♀)、アケウス(yg)、コマチコシオリエビ()、ナマコマルガザミ()など
◆時期的に厳しいのか、今ひとつ盛り上がりに欠けるwwただ個人的にはナガレモエビの多さに驚嘆雀躍してはいるが…☆


ウミウシ
ケイウミノウミウシ(約2㌢/New/石橋初?/)、サクラミノウミウシ(yg)、アカエラミノウミウシ(ygNew)、ボブサンウミウシ()、クリヤイロウミウシ()、コモンウミウシ()、ヒロウミウシ()、スイートジェリーミドリガイ(yg)、ハナオトメウミウシ(/減)、カメキオトメウミウシ(/減)、ミレニアムマツカサウミウシ(yg)など
◆ケイウさんもうどれぐらい振りだろう。少なくとも石橋では初のはず。大きさは割と大きく派手さもあるから、容易く目に入ってきたけど…見付けた時の動きの激しいさたるや。果たして定着するだろうか?☆ミノ系が、その都度入れ替わりもあるが、かなり楽しめる☆


ウミウサギ
トラフケボリ()、コボレバケボリ(yg)、ホリキヌヅツミ、シュスヅツミ(yg)、ベニキヌヅツミ(yg)、アヤメケボリ(yg)、トガリアヤメケボリ
◆なんだかんだでまた少しずつ、チビちゃん達が復活し始めてきた。良き兆し☆


[84点:甲殻系、幼魚系で今ひとつ奮わず、といったところでこんなもんかと。逆にウミウシだけで、よくぞここまで保っていると言えるのかもしれません]
[北エリア:正直、今のところ北側は手付かずというのが現状。逆に探していけば何かトンデモないものに出会す可能性もあるということ]
[南エリア:どうしても南側を注視してしまう傾向に。結果、情報はこちら側に集中します。ただその割には…といった感じで、先日の時化以来奮いません。とは言え潜在的な可能性を充分見積もれるのが南側]



以上週末前情報でした。
これからもう少し海が落ち着いてくれば、近々ちょっと面白いことが起きそうな気がします。
そんな予感です。


なおきxoxo

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

石橋最新生物事情2024/03/03[w/o map]

2024-03-04 00:20:15 | ダイビング
みなさん、こんにちは。

またしても時化明け一週間振りのダイビングにして、時化前週末(3/3)情報となります。
ただ救いとしては「平日がクローズ、土日はオープン」というサイクルで回っていること。不幸中の幸いと言ったところでしょうか。
とは言え、稼働率は勿論右肩下がり、生物情報もヘッタクリもない状況。中々厳しいものがあります。

そんなこんなで、取り敢えず今回は驚いたこともあったので、先ずは文字だけでも、報告をしておきたいと思います。



[海況]

透明度   3〜5m
水温   18〜19℃

透明度が悪いのは想定内でしたが…
水温の上昇が異常です。
こんなことは今まで経験したことがありません。変な話、気温が気温だけに、ぬるま湯に感じたぐらいです。
色々な要因は考えられますが、この時期としてはちょっと不気味です。



[生物情報]

良い知らせと、悪い知らせがあります。

先に悪い知らせだけ記しておきます。
チビケロさんとフィコカリス・シムランスさん、居なくなりました。残念です。

あとは良き知らせを交えながら、今日の成果を上げていきます。


魚系
キアンコウ(New/久々/約60cm)、オオモンカエルアンコウ(黄色/)、クマノミ、アライソコケギンポ、コケギンポ、ミナミギンポ、ヒラメなど
◆まさかこのタイミングでキアンコウ。2年振り?☆


甲殻類
ナガレモエビ(赤/増/)、ナマコマルガザミ()、コマチコシオリエビ()、コノハガニ(♂♀)、イソバナカクレエビ、イソギンチャクモエビなど
◆甲殻系に関しては少し見切れなかった所があるにしても、やはりフィコカリス・シムランスの喪失は痛い★ただナガレモエビさんが多発していたのは好感触☆


ウミウシ
ボブサンウミウシ()、クリヤイロウミウシ(復活)、コモンウミウシ()、シロウミウシ、アオウミウシ、ヒロウミウシ()、ミレニアムマツカサウミウシ(yg&ad/)、ハナオトメウミウシ()、カメキオトメウミウシ(多)、オトメウミウシ()、ホソジマオトメウミウシ()、スイートジェリーミドリガイ(チビ増)、アオボシミドリガイ、サクラミノウミウシ(New)、コガネミノウミウシ(New)
◆ことウミウシに関しては、今回の時化がプラスに働いたようです☆


ウミウサギ
トラフケボリ()、ホリキヌヅツミ、コボレバケボリ(yg)、ベニキヌヅツミ、シュスヅツミ、トガリアヤメケボリ
◆結構飛びました★



正直、総体的に見て時化の影響はマイナス。相当削られたという印象です。
ただ局所的にはプラスに振れたところもあって、そこを起爆剤に飛躍的回復への足掛かりにしたい……そう出来ればと期待もしています。
と同時に、この水温の上昇はどうにも気になります。

いずれにせよ、暫しこの不安定な天候は続きます。自然が下す御業の前には、今はただ傍観するしかないようです。


なおきxoxo

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする