闇夜の森の妖精たち。

僕は、そこにある森の闇に畏怖の念を抱く・・・



どこまでも続くような美しい森の中を、光射し込む日中に歩き続け・・・

次第に太陽が傾き夜の闇が忍びよれば表情は一変する・・・


生態系が作り出す森への尊敬だけでなく・・・

夜の森への不安や恐怖は和らぐ事はあれ、どれだけ森を知っても、完全に消える事はない・・・

けれど、鳥の声・・・虫の声・・・風で揺れる木々や葉の擦れる音・・・

不安と同時に夜の森の声が聴こえるようになってゆく・・・


闇夜の森に無数に乱舞しながら光るヒメボタルが織りなす光景は、まるでクリスマスのイルミネーションを彷彿とさせる・・・

繁殖期に乱舞するヒメボタルたちが織りなす光景『ホタルノキセキ』は心騒ぎ高鳴る・・・


このヒメボタルの光は非常に弱く、ゲンジボタルの4分の1ほどで、

山形に生息するヒメボタルは西日本型のさらに小型の種のようである。

自分以外の光を非常に嫌うそうで、過度の光が当てられると翌年からは数が激減するともいわれる・・・

そして、日本のいくつかの場所ではレッドデータブック準絶滅危惧種にも指定される種である・・・


豊かな森とその植生、姫蛍たちを写し続けながら・・・

その自然が豊かに続く事を願い続けております。


※生態保全、環境保全のため、撮影地は完全非公開としておりますので、ご理解くださいませ。

※山形県内を中心としたヒメボタル生息情報や目撃情報などお寄せいただけましたら、誠にありがたいです。

kazuaki.koseki13◯gmail.com（◯を@に変えて）まで連絡いただけたら幸いです。



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写真館コセキ PhotoStudio KOSEKI

山と森と川の形

「ホタルノキセキ」Project〜Yamagata,Japan〜

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