ベルト・バックル修理 革漉き・裁断 伊東金属製作所

革ベルトやバックルの修理、革漉き、革の型抜きその他、幅広く紹介して行きます。

エルメス コンスタンス ベルト作り替え

2017-11-06 09:58:05 | エルメス修理

エルメスのベルト、コンスタンスの交換用作成です。


下段が本物です。


こちらのお客様は同じサイズでの作り替え依頼でした。


続いて、ゴールドのHバックルです。


下段がエルメスの本物、作成時の仕様書です。
サイズアップご希望でした。


だいぶ長いベルトになりました。
買ったころよりも、最近は股上の浅いパンツが多いので、長さが必要なんですね。

エルメスのベルトは穴に切り込み入れてないんですよね。
これだとベルトをはずす時に、バックルが壊れます。
事実、丸穴でお使いのお客様で、バックルの修理依頼もいくつか引き受けてます。
弊社ではちゃんと、穴に切り込み入れてバックルが壊れないように作ってます。
これってベルト作るには常識なんですが、知らない人が多いのです。
良くある、在庫のベルトに穴を開けて出荷しているような、コンスタンス用のベルトは、気をつけたほうが良いです。
使えることは使えますが、バックル破損につながります。
高いものなので、やっぱり最後は現物のバックルと合わせて調整しないと、怖いですよね。
なので、弊社ではかならずバックルをお預かりして作業してます。
ベルトって、幅さえ合っていればと考えがちですが、幅よりも厚さや穴の形状の方が重要なんです。


裏面です。
下段がエルメスのものです。


こちらは、以前、修理依頼いただいたお客様からのご依頼で、スペアで2本作りたいとのことでした。


同じもの2本作製しました。


オリジナルのベルトは熱で変色、変形してしまったそうです。


サイズもちょっとだけ伸ばしました。
穴1つ分(2.5センチ)ですね。


トゥアレグはカッコいいですね。
私も欲しいので、いま、出物が無いかどうか探してます。
ベルトは自分で出来ますし、バックルの状態が悪くてもシルバーなら修理できますから、磨きも燻しもやり直して、きれいにして使うつもりです。


折角なので、もう一枚。
ちょっと角度を変えてみました。

エルメスのコンスタンス作り替えは、在庫の革がなくなり次第終了とする予定です。
この色合いの革がすでに廃番になってしまったのです。

興味がある方は、お早めにどうぞ。
ベルト作成には、サイズ確認のために、バックルを一旦お預かりさせていただきます。

有限会社伊東金属製作所
03-3886-6271

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