
カルティエのベルト修理です。
カルティエですよ。高そうです。
踏んだか何かでピンがグニャリと逝ってます。

はずせる構造なので、まずははずしてみました。
この点はしっかり作られてますよね。
分解を想定していない作りのダンヒルとは全然違います。
曲がって折れてないと言うことと、高級ブランドってことで、真鍮で作られてるのは容易に想像できます。
これなら戻せるかもしれません。
が、素材の真鍮は曲げに強いのですが、メッキはそうではないのです。
一度曲げられてメッキが割れていないのですが、さらに戻すとちょっと心配です。
業界ではメッキがビレると言います。
割れちゃうんですね。
メッキが薄ければビらないのですが、薄いと艶がないのです。
厚いときれいに艶が出ますが、ビれやすいのです。
ピンのメッキはその絶妙な塩梅がとても難しいのです。
弊社もピンをメッキに出しますから、あちこち廻り廻って、いまのメッキ屋さんにたどり着きました。
下手なところは、ほんと、よくビッちゃうのです。

きれいに戻せました。
良かったです。

組み立てて修理完了です。
ベルトの修理は、口頭ですと、こちらも故障の状態が把握できないので、
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