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LOUIS VUITTON のベルトカットのご依頼です。
5センチ程度詰めたいというご依頼でした。
ベルトをカットをする場合、こういったピン式のベルトで、バックルの付け根に対し穴が開いているベルトの場合、ある程度カットしないと、ミシン跡や穴が残ってしまいます。
今回は、現物をお送りいただいて、どのくらいカットできるかご相談頂きました。
こちらでバックルを外してから採寸してご相談です。
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こういった作業の場合6センチ、7センチもしくは、それ以上、10センチや20センチ詰める方が綺麗に仕上がります。
ベルトの作りによりますが、5センチというのが一番微妙なラインです。
ベルト穴なら2つ分に相当します。
このルイヴィトンのベルトの場合、5センチでギリギリ作業できそうでしたので、5センチずらした所に小判穴を開けました。
このままこの位置でベルトを折り返すと、厚すぎて曲げにくいので、この部分を薄くする必要があります。
ただし糸をほどくと大規模な作業になってしまいますので、出来るだけ安価に仕上げるためには折り返しの部分だけ彫刻刀で革を削って、折りやすく加工しますが、糸は切らないように慎重に作業を進めなければなりません。
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本当にギリギリの作業でしたが、なんとか完成しました。
あと1センチ詰めるのであれば、作業は大幅に楽なのですがで、できるだけご希望に沿うように、ギリギリの作業で頑張りました。
ベルトの修理や加工、これは教科書があるものでもありませんし、誰かが教えてくれるものでもありません。
全て私が試行錯誤してきながら、色々経験しながら、時には失敗もしながら会得してきたノウハウです。
修理した数だけ技は磨かれます。
ベルトの修理や加工の相談、私がお役に立てる範囲でしたら、出来る限りの作業はさせて頂いております。お困りでしたら、ご相談ください。
修理受付は、メールかLINEで、画像送付の上、お申込みいただくようお願いしています。
お電話でのお問い合わせも受けておりますが、お電話のみでは状態が確認できませんので、お見積りはできません。
お電話いただく場合でも、まず画像をお送りいただいてからのお問い合わせであればスムースにお見積もり出来ます。
大体の価格感を知りたい場合は、弊社ホームページをご覧になってみてください。
こちらは価格を記載しています。
ブログだと年数経って価格改定した際に更新しきれないので、ブログには記載しないようにしました。
持込いただく場合、留守にするときもございます。
必ず事前にご予約ください。
土日はお休みですが、LINEの場合、時間があれば可能な限り返信してます。
私もお休みなので、即答は勘弁してください。
PCのメールは土日のチェックはほぼ行いません。
よろしくお願いします。
伊東金属製作所
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