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サイレントヒル/SILENT HILL

2006年07月10日 15時14分31秒 | 映画 さ行
評価:★★★★

久しぶりに観たアドベンチャーホラー映画という感じです。濃霧に包まれたサイレントヒルの廃墟化した町並みの表現が秀逸。雰囲気ばっちり出てました。ゲーム版の方は全く知りませんが、暗黒の世界に切り替わった時のオドロオドロした空間に、ひとり彷徨い込んだ母親の心細さが、まるで観ている者と同化させてしまう感覚です。

これは、ある意味、何処かのテーマパークに来てしまったというような感じだ(笑)途中からサラ・コナーのように逞しい白バイ婦人警官とペアになるので、少しは安心感が出てきます。ブロンドヘアーのショートに警察のユニフォーム、下は皮パンツ・・・ちょっとエロイ(爆)73年映画「愛の嵐」のシャーロット・ランプリング的に見せようとしているのかと思ってしまった。……イヤイヤ、まだジル・バレンタインの方が断然良いです(笑)

ストーリーが意外としっかりしているので、次から次へと出現してくるクリーチャー全てに対して違和感がないんです、クリーチャーにしても、まるで悪夢の中に出てくるような造型をしています。この辺りの想像力には脱帽でした。さすがコナミという感じです。

このクリーチャーの造型はもちろん、なぜこんなに気味が悪いのかと思ったのは“動き”ですね。想像もできない不思議な動作で主人公に迫ってくる。これは過去に観たことがないです。特にアームレスの迫ってくる感じは新感覚と言えるでしょう(笑)あ~、おぞましい。。。

この映画は、オープンセットの出来が素晴らしい。出来れば、このセットをそっくり日本に持ち込んで、本当にテーマパークとして再現して欲しいと思う。以前、富士急ハイランドで映画「セッション9」の病院を再現してたように思います(うる覚え)

それぞれのシーンで使われる効果音楽と効果音。カメラの構図が上質である。全編に漂う地を這うような重低音がもっとも恐怖を演出していたのかもしれません。

おまけ:老婆を演じたデボラ・カーラ・アンガーの美しさは健在でしたね「ゲーム」「クラッシュ」など魅力的な女優です。ここでひとつ発見。「ファイナル・デスティネーション」「デッドコースター」に出ていたアリ・ラーターと似ている気がする。

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監督:クリストフ・ガンズ
脚本:ロジャー・エイヴァリー
撮影:ダン・ローストセン
音楽:ジェフ・ダナ

出演:ラダ・ミッチェル/ショーン・ビーン/ローリー・ホールデン/デボラ・カーラ・アンガー/ジョデル・フェルランド

『サイレントヒル』オフィシャル・サイト
http://www.silenthill.jp/


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